充填豆腐製造ラインにおける配管洗浄工程の改善、管理について(発酵工程はありません)

エキスパート

氏名:開示前


■ 具体的な経験の内容

 充填豆腐(豆乳とにがりを液体のままパックしボイルクール槽で凝固後、検品箱詰め)の製造ライン3ライン中、多品種少量生産(包装機3台並列)を担当している1ラインにおいて、

 生産終了後の豆乳経路の配管洗浄(アルカリ洗浄、酸洗浄)について、私は中心メンバーであり、その標準的な手順を作成し、他の従業員へ伝授、指導をしておりました。

■ 実績や成果

 このラインは包装機(製造機)での製造のプロセスは標準化されておりましたが、他のラインと違い、包装機が3台並列で設置されており、

その配管経路は複雑で、毎日行う配管洗浄作業、包装機洗浄作業は各自まちまちなやり方をしていましたが、経路等を整理し、それをマニュアル化し、一部は工程を組みなおし、効率的なやり方で実施しました。

■ そのときの課題、その課題をどう乗り越えたか

 毎日行うアルカリ(水酸化ナトリウム)洗浄作業はある程度標準化していましたが、
 10日に1回程度行う酸洗浄(硝酸を使用)については、洗浄する義務はあっても、具体的にそれを実行できる社員は1人もおりませんでした。

 本来であれば60度の温度を保ちながら硝酸が5%程度になる様に調整し、20分程度その液体を循環させるのが基本ですが、温度を保ちながらそのプロセスを実現できる配管構成は工場内に無く、しかたなく60度以下になるのを承知の上で、定期的に循環洗浄をしておりましたが、十分ではありませんでした。
 
 ある時、酸タンクへの入配管と、普段使用している配管の一部を組み合わせることで、十分な温度で循環させることができる経路があることを発見し、それを手順化し、実験してみました。

 その結果、普段の洗浄では落とすことの出来なかった配管内のアルカリ汚れ(スケール)が大量に排出され、ともすれば配管内が詰まる恐れがあったのですが、その懸念を払拭することに成功しました。
 
 以後はそれをマニュアル化し、自分のラインで標準化しましたが、となりの別のラインにもほぼ同じ方法で酸洗浄ができることが判ったので、応用してマニュアル化し、定期的に実施することにしました。

■ 業界構造(トレンド/主要プレイヤー/バリューチェーン等)の知見の有無

■ 関連する論文やブログ等があればURL

■ お役にたてそうと思うご相談分野

 この時に作成したマニュアルはエクセルで写真入りで作ってあり、具体的にどこをどう変えたのか説明できます。

■その他
地域: 神奈川県綾瀬市
役割: 生産現場マネジメント、生産オペレーター
規模: 従業員200人程度

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氏名:開示前

昭和37年7月7日生まれ、相模原市在住です。

大卒後、仕事を始めてすぐの頃はストップウォッチを持って製造現場を駆けずり回り、工程改善に奔走しておりました。主に加工費の改善です。

その後ステップアップして加工費以外のゾーンの知識を蓄え、原価管理関係の仕事を中心にしておりました。

その中で、一般的な経理業務もこなすようになり、総務関係の仕事もスキルアップし、各社で管理部門のマネージャーを主にこなしておりましたが、職場が親会社へ吸収合併された頃から生産現場での業務が多くなり、

2017年に会社が海外企業の傘下となり、必要以上の報告業務の増加や、次々と社員が辞めて行く中で、思い切って会社を退職し、
2018年に介護タクシーを開業し、日々病院や介護施設との間の、車いすやストレッチャーでの移送等を通じ、衛生、気配りに配慮した移送サービスを行う毎日を過ごして参りました。

現在、開業6年目に突入し、売上高は、消費税の心配をするぐらいになりました。

2023年は、2号車も稼働を始めています。

2023年現在は地域グループの執行部員としての業務も加わり、
忙しい毎日です。


職歴

介護タクシー くま太郎

  • 代表 2018/10 - 現在
  • 代表 (個人事業主) 2018/10 - 現在

朝日食品工業(株)神奈川工場(現アサヒコ神奈川工場)

  • 充填豆腐、木綿豆腐ライン長 2015/7 - 2018/4

ホーム食品(株)(現在はアサヒコに吸収合併され消滅)

  • 充填豆腐ライン長 2006/7 - 2015/6

株式会社アプリックス

  • ソフトウエア原価計算担当 1999/3 - 2003/7

橋本フォーミング工業(株)

  • 係長 1985/4 - 1998/4

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