製造工程における洗浄技術、洗浄プロセス、洗浄装置構想、防食技術についてお話できます

エキスパート

氏名:開示前


(1)今までに手掛けてきた洗浄装置は全て独自の発想で設備メーカーに製作させており、設備化する上で重要な要求性能(洗浄性能や処理能力)と設備コストのバランスを考慮し、メーカー選定からメーカーとの交渉が可能です。
(2)磁気ヘッドは腐食し易い磁性材料を使用した記録再生素子が内蔵されており、その一部が表面に露出した構造となっており、それらの材料を腐食させずに洗浄するための技術や、それらの経験から得た知識として洗浄に関わらず腐食を防止するための技術を活かすことができます。

■その他
どちらでご経験されましたか?: 株式会社HGSTジャパン ヘッド本部HGA開発製造部
いつごろ、何年くらいご経験されましたか?: 1977年から2016年までの39年間です。
その時どのような立場や役割でしたか?: HDD用磁気ヘッドの生産技術部門の中で、磁気ヘッドの洗浄プロセス開発と洗浄装置の構想設計を行い、設備メーカーに発注し、搬入後に洗浄条件(レシピ)設定を行い、量産適用というこれら全てをリーダーとして行ってきました。
一番誇りに思う成果はなんでしたか?: 私はHDD製造販売の企業に在籍していましたが同業他社である米国大手HDD製造販売企業と合併し、その際に製造プロセスの統一化が図られ、磁気ヘッドの製造プロセスの大半が相手方に採用された中で私の開発した各工程の洗浄プロセス(洗浄装置)の大半が採用されたことです。
一番の課題はなんでしたか?また、その課題をどう乗り越えましたか?: HDDは大容量化が進み磁気ヘッドと記録媒体の浮上量が狭小化する中で、磁気ヘッドの付着コンタミネーションの問題も年々厳しくなり数十ナノレベルのコンタミも除去する必要があり業界初の特殊な洗浄方法を開発し設備化することで上記問題を解決できたことです。
どんな人にアドバイスを提供したいですか?: 製造業の場合、製品の製造過程で必ず汚れが発生します。今までは、市販の洗浄機で手洗浄でなんとかなっていたものが、新しい製品を作る段階で従来の洗浄方法では汚れを除去することが出来なくなった等の問題が起きても、洗浄専任者がいない等のお困りの企業の方にアドバイスが可能です。

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氏名:開示前


職歴

HGSTジャパン

  • ヘッド本部HGA開発製造部・技師

謝礼金額の目安

¥30,000 / 1時間

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