国内外の心臓疾患の予防、薬剤、カテーテル治療などについて話せます
■背景
2007年に東京医科大学を卒業後、聖路加国際病院で初期研修および外科研修を修了し、内科全般を幅広く経験した後、循環器内科を専門としました。済生会横浜市東部病院での後期研修では、心不全、虚血性心疾患、不整脈、高血圧、脂質異常症などの一般内科・循環器診療に携わり、救急対応から慢性期管理まで一貫した医療を実践しました。
その後、聖路加国際病院心血管センターにて、心臓カテーテル治療に本格的に従事。特に構造的心疾患への低侵襲治療に注力し、経カテーテル的大動脈弁置換術(TAVR)、僧帽弁クリップ治療(TEER)、左心耳閉鎖術(Watchman)、卵円孔・心房中隔欠損閉鎖術などを経験。複雑症例への対応や術前カンファレンスのリード、チーム間連携を通じて、施設内の治療体制構築にも貢献しました。
2017年からは米国ハワイ大学The Queen’s Medical Centerにて研究者として、また2018年にはワシントン大学での臨床観察・研究を経験。さらにカナダ・トロント大学Sunnybrook Health Sciences Centreで構造的心疾患の臨床フェローとして研鑽を積み、国際的な医療技術と教育文化を習得しました。
2019年に帰国後は東京医科大学病院 循環器内科にて助教、2024年からは講師として勤務。構造的心疾患治療の立ち上げと実践、若手医師の教育・外来診療統括、国内外の学会発表や英文論文の執筆など、多面的に活動。
■話せること
① 構造的心疾患治療の現状と課題
TAVR、TEER、左心耳閉鎖術、卵円孔閉鎖術などの低侵襲治療に関して、実際の導入プロセス、チームビルディング、術前評価、合併症対策、患者選定基準など、第一線の経験に基づく知見を提供できます。国内外の治療環境の違いや、日本の制度的課題についても議論可能です。
② 循環器内科医としての内科全般への視座
急性心不全や虚血性心疾患、不整脈管理を含む循環器内科の診療に加え、糖尿病・高血圧・脂質異常症など生活習慣病管理、薬物療法、患者教育にも携わってきました。高齢者多疾患併存の中での臨床意思決定、チーム医療の実践など、総合診療的観点からの話題も可能です。
③ 海外医療機関での経験と国際比較
ハワイ、シアトル、トロントといった北米の大学病院にて、研究と臨床の双方を経験しており、現地の医療制度・教育体制・患者対応の文化の違いや、国際共同研究への参画体験など、グローバル視点での医療比較やキャリア形成について語れます。
④ 医学教育・若手医師育成
東京医科大学病院では、外来診療責任者や後期研修医の指導医として、日常診療のOJTから症例プレゼン・学会発表・論文指導まで幅広く指導経験があります。教育体制の構築、フィードバック技法、臨床倫理教育などの話題にも対応可能です。
⑤ 医師のキャリア多様化と企業勤務の実際
2025年より製薬企業でメディカルアフェアーズ業務に従事しており、企業で働く医師としての視点から、臨床現場との連携、医科学的戦略立案、薬剤開発・情報提供活動の在り方についても語れます。医師のキャリアの選択肢拡大をテーマにした講演・座談会等にも適しています。
プロフィール 詳細を見る
職歴
職歴:開示前
このエキスパートのトピック
-
総合内科医としての診療戦略と訪問診療の現場実践について話せます
¥50,000~■背景 循環器内科を専門としながらも、日本内科学会の総合内科専門医として、多疾患併存の高齢者診療、生活習慣病管理、在宅療養者への対応など、総合診療的なアプローチを重視してきました。急性期病院での外来・入院対応に加え、フリーランス医として訪問診療アルバイトにも継続的に従事。看取りや独居高齢者のケース、訪問看護・ケアマネとの連携、在宅酸素・点滴管理、在宅看取りなどにも直接関与してきました。都市部での訪問診療実務や診療報酬への理解も持ち合わせています。 ■話せること ・総合内科専門医としての診療判断(多疾患併存・心腎連関など) ・訪問診療における具体的なケース対応(慢性疾患管理/看取り/急変対応) ・在宅医療のチーム構成と役割分担(訪問看護/薬局/ケアマネとの連携) ・訪問診療のリアル:限られた情報・資源の中での判断の工夫 ・都市部と郊外での訪問診療ニーズ・難しさの違い ・外来〜訪問への橋渡し、在宅導入のタイミングとポイント ・診療報酬や点数構造の基礎(在医総管/ターミナルケア加算など) ・総合内科的視点から見た地域包括ケアシステムの運用課題 ・今後の在宅医療人材育成と制度設計に向けた医師側の視点
-
製薬企業における医師の役割とキャリア転換について話せます
¥50,000~■背景 2025年より製薬企業のメディカルアフェアーズ部門に勤務。心血管領域を中心に、KOLとの連携、講演会資材監修、エビデンスレビュー、メディカル戦略立案、社内教育などに従事。企業内での医師の存在意義、臨床経験を生かした科学的判断、社内外のステークホルダーとの関係構築などを実践しています。臨床医からの転職としては比較的稀な事例であり、キャリアチェンジを考える医師にも参考になる経験を有しています。 ■話せること ・メディカルアフェアーズの実務:役割、プロセス、社内連携 ・医師が企業内で求められるスキル・マインドセット ・KOLマネジメントと講演企画/資材監修の実際 ・治験・リアルワールドデータ活用への関与領域 ・クロスファンクション(マーケ/開発/営業)との橋渡し ・臨床現場と製薬企業の関係性のあり方 ・医師のキャリア多様化:企業勤務の選択肢と現実 ・医師の価値を社内でどう可視化するか/昇進へのアプローチ
-
構造的心疾患治療導入の実践と課題について話せます
¥50,000~■背景 循環器内科医として、経カテーテル的大動脈弁置換術(TAVR)や僧帽弁クリップ治療(TEER)、左心耳閉鎖術(Watchman)、卵円孔閉鎖術などの構造的心疾患に対する低侵襲治療の導入・実践に多数携わってきました。国内複数施設にて症例を重ね、術前評価・カンファレンス主導・合併症対策・術後フォローの一連の流れをチームの中心として構築してきました。また、これらの治療を新規導入する施設においては、施設評価や症例選定基準の策定、他科連携(心外科、麻酔科、画像診断科)などの多職種チーム形成にも関与してきました。 ■話せること ・構造的心疾患治療(TAVR、TEER、Watchman等)の現場運用ノウハウ ・術前CT評価・エコー所見と治療選択の考え方 ・導入施設での立ち上げプロセス、体制構築と課題 ・外科との連携/循環器内科内での役割分担 ・症例会・カンファレンスの設計と運営手法 ・教育体制(若手医師へのトレーニング設計) ・医療機器ベンダーや学会との連携体制の構築 ・合併症(冠動脈閉塞、伝導障害、心嚢液貯留等)の予測と対応法 ・アウトカム向上に向けたチーム医療の工夫