中空糸試験片方式に基づく経済的な極低温用構造材料開発について話せます

エキスパート

氏名:開示前


■背景
核融合炉、超伝導利用機器、極低温水素機器においては極低温用構造材料が必須
である。極低温温度領域4K(-270℃)で疲労や破壊をしない、構造材料の開発
である。人間が住む温度環境とは明らかに異なる異次元の温度環境向け金属材料
開発といって良い。

構造材料の開発には極低温用構造材料の特性を評価する試験装置の開発も必須な技術となる。

当初は極低温温度領域4K(-270℃)の温度環境空間を作りその空間の中で
極低温用構造材料(試験片)の特性(引張強度、圧縮強度、疲労限界等り)
の重要データを得る。そうした考えに基づく高価な材料特性評価試験装置を購入し
また改良し、金属材料研究者が開発した金属材料の貴重な特性データを取得していった。

こうした当初の材料特性評価試験装置は高価格でしかもデータ取得までの試験効率
が悪い。従って金属材料開発の進展を妨げた。

国立研究開発法人物質・材料研究機構(NIMS)のO先生は従来方式の発想を変え、
今までに無い材料特性評価試験方法を開発した。

試験片の軸部に小さな穴を明け. 中空糸試験片として、試験片内部に
極低温温度領域4K(-270℃)流体(液体や気体)を注入しその試験片を使い開発した
材料特性データを得た。結果は従来方式で得たデータと一致した。また
従来の材料特性評価試験装置は不要となった。この画期的方式は世界標準となった。
O先生は世界標準委員会議長も務めた。

この斬新な中空糸試験片方式の採用により核融合炉、超伝導利用機器、極低温水素機器
向け構造材料開発が加速され大半の開発材料は実用化された。その功績は大きいい。

O先生とは20年を超す中空糸試験片方式を含めた金属材料開発に関するお付き合いがある。
現在も「量子金属学」に関して共同研究や明日の科学技術について楽しい意見交換を
行っている。

■話せること
(1)核融合炉
(2)超伝導利用機器
(3)極低温水素機器
(4)金属材料特性
(5)超精密加工と金属材料
(6)金属疲労
(7)水素用金属材料

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氏名:開示前

新エネルギーや省エネルギーそして環境資源循環やバイオエコノミー等の分野で機械工学、電気電子工学、物理学、化学、
生物学、環境学の概念を融合し、エネルギーと資源循環システムの一般化に成功しております。これにより高次の学問分野やビジネス領域の展開・深化が行われ、革新的な研究やビジネスの開拓が始まっています。1979~1989年に大手空調会社に所属して係長という責任ある立場で空気調和システム、電気と熱を供給するコージェネレーション設備の設計、施工、メンテナンス、技術面でのトラブル対策に取り組みました。また1989年~1991年にドイツのVOITH会社に所属し木質系バイオマスの資源循環システム構築と普及に成功しております。並行して将来技術を目指し、新エネルギーシステムや新材料に関する研究開発を行いました。
以降国内大手電機メーカ部長、国立研究所主任研究員、東京大大学院学農学部講師、筑波大学大学院工学領域教授、中国大手通信会社の技術責任者を歴任しております。現在も理学を駆使した新材料開発(無機・有機含む)、カーボンニュートラな新エネルギーシステム設計、生物多様性を前提とした環境工学、通信(AI含む)、生物、農業等に関する研究に取り組んでおります。


職歴

職歴:開示前


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