マレーシア生産会社での経理実務や不正防止のポイントについて実践的なお話ができます。
このプロフィールは「士業」を含む可能性があります
ビザスクでは士業の業務に関するご相談はできません。詳しくはこちら
をご確認ください。
※このアラートは関連ワードを含む話せるトピックに自動で表示されます
■ アドバイスを提供したい方は?
<現地の財務・経理責任者もしくはマレーシア子会社の経理統制責任者>
・多民族からなる現地スタッフの活用
マレーシアの日常生活で普通に垣間見える民族間の不公平を前提に、経理・財務の不正防止に有効な手段を見出して運営することが非常に大事。さらに、日本人からすると現地スタッフの信じられな納期感覚や仕事の完成度に対するいいいかげんさ、裏返せばやさしさを理屈抜きに理解する人情と仕事に対する厳しさのバランス感覚が求められます。
・経理統制の勘所
そういった現地スタッフに対して親会社の経理統制をいかに明確に定義し、実行させるかはスタッフからの信頼によるところが大きいです。マレーシアの国情を踏まえた統制の勘所から現地の不正防止実務まで幅広くアドバイスできます。
■ 経験時期
1999年~2002年
■ 経験部署
ミノルタ プレシジョン エンジニアリング Sdn Bhd(クアラルンプールのカメラ生産会社)
■ 当時の立場や役割
財務部長としてマレー人、中国人、インド人からなる部員15人程度を使って財務・経理・原価管理・予実管理を統括していました。
■具体的な経験の詳細
<全般>
マレーシアのカメラ生産工場で財務・経理・原価管理・予実管理を部員15人程度を使って統括。ローカル社員部長と連携した不正防止対応や、現地会計士と組んで政府への優遇税制申告などを実施。
<現地マネジメント>
財務部員は多民族国家であることを反映し、マレー人、中国人、インド人と3人種で構成していましたし、それぞれが信仰する宗教もイスラム、仏教、ヒンズーと非常に多様性に富んでいました。また当時は行政を含めた社会全般で、袖の下などに対して寛容なお国柄でしたので経理統制上も油断は禁物。もともと国全体で人種間の不公平感が根強く、財務部の中でもそれは同じ。この辺の部員の心の機微を理解しながら、明確な経理統制の実施により現地スタッフの結束を実践しました。
<経理統制>
生産子会社のコンプライアンス統制を駐在員が効率的に進めるために、現地スタッフをどのように理解し、交流を図り、経営に参画させるかといった人心掌握政策は非常に重要で、全部署にまたがる駐在員全員の密な情報共有と経営層ローカル社員と日常的な議論で課題を乗り越えていました。マレーシアという多民族国家が抱える課題、そしてその良さを引き出すための交流、経理統制をどう進めるのかといった運営、仕組みづくりのお役に立てると思います。
■その他
地域: マレーシア、クアラルンプールの現地法人
役割: Finance Division Manager(財務部長)
規模: 従業員500人程度
プロフィール 詳細を見る
職歴
職歴:開示前
このエキスパートのトピック
-
経理実務を身近なソフトを使ってDX化し、経理業務の効率化・リモートワーク対応を無理なく進める方法をお話しできます。
¥30,000~■ 具体的な経験の内容 期末監査時の監査資料として前期末対比のP/L、B/S資料作成にRPAを使用し、広範囲で詳細な科目の差異金額分析を短時間で完成させ、会社側工数、監査法人側工数の両方の削減に成功しています。Teamsの会議機能、投稿・ファイル共有機能を使用して前期末往査から全て完全リモート対応を実現しています。 また、月次決算においてのリモートワーク対応として、伝票のPDF承認手順を各部門に周知し、伝票担当者が月3日程度の出社で対応できるように改善しました。 ■ 実績や成果 期末監査業務効率化により、監査報酬の10%削減を達成しておりますが、月次においても経理G員含め部署担当の経理業務の為の出社は月3日で運営しています。 ■ そのときの課題、その課題をどう乗り越えたか いずれも全社での前例がなかった為、経理統制に問題ない勘所を押さえたうえで業務フローを経理G員に提案し、実務に影響が無い様調整した上、監査法人や本社経理部に説明し、納得してもらったうえで導入。現在も環境変化に応じて調整を継続しています。 ■ 業界構造(トレンド/主要プレイヤー/バリューチェーン等)の知見の有無 日本会計士協会の通達など最新情報を把握した上で、新しい経理統制に必要な関連情報を常に探索しています。 ■ お役にたてそうと思うご相談分野 上記の具体的な経験を踏まえ、月次と期末の経理業務のどこに手を付けて周囲に展開していくか、具体的なご相談に応じることが出来ると考えております。
-
海外(特に中国)子会社との取引における会計上、国際税務上の課題について経理責任者としての経験に基づいてお話が出来ます。
¥30,000~■ 光学事業における経理の責任者として、①中国子会社での政府対応、②移転価格税制上の注意点、③連結損益における減損回避、⓸特許使用権の許諾にともなう80億円規模の一括利益計上、といった会計処理、国際税務上の課題を解決して参りました。 ■ 特に移転価格税制においては適正な利益配分が出来ているという裏打ちができる体制整備と文書管理が重要です。また、今までにない取引を行う場合は、事前に会計士の見解を消化しながら、こちらから正当性を説明できなければなりませんが、考慮しておくべき視点の広さが要求されます。 ■ 会計基準や指針の最新動向を常に確認して実務の見直しが必要かどうかを確認し、先手を打って準備を進めています。 ■ 海外および国内子会社の経理部長としての経理業務に加え、事業部全体を統括する経理グループリーダーとしての経理業務を担当しているので製造責任から連結上の適正な統制まで幅広く押さえたお話ができると思います。
-
監査法人に新たな会計処理を納得してもらうコツを豊富な経験を元にお話しできます。
¥30,000~■光学事業という、この10年で激しい環境変化に晒された特殊な経理の責任者として、①会社清算に向けた全社固定資産およびリースの減損、②開発費用を固定資産減損対象から外す、③細かかった固定資産のグルーピングをおおぐくりに変更、⓸特許使用権の許諾にともなう80億円規模の一括利益計上、⑤J-SOXの監査対象のローテーション化、といった全社で前例のない会計処理について数多く会計士と渡り合ってきました。 ■監査法人は過去に事例のないことや会計処理変更については、まずはかなり慎重な判断をしますが、事業環境の変化を会計的に俯瞰し、最近の会計動向を取り入れ、また、会計士の見解を消化しながら、短くて半年、長ければ1年半にわたり交渉して当初目的を完遂してきました。 ■会計基準や指針の最新動向を常に確認して実務の見直しが必要かどうかを確認し、先手を打って準備を進めています。 ■海外および国内子会社の経理部長としての経理業務に加え、事業部全体を統括する経理グループリーダーとしての経理業務を担当しているので製造責任から連結上の適正な統制まで幅広く押さえたお話ができると思います。