橋梁業界における製作技術(溶接技術)、業界動向について話せます

エキスパート

氏名:開示前


松尾橋梁、高田機工において技術開発マネージャーをしていました。
松尾橋梁では技術課および技術開発室 室長を合計15年程度、高田機工では技術研究所所長として、10年間業務に携わりました。
得意な分野・領域は 溶接技術になります。

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氏名:開示前

1981年3月に大阪大学工学部溶接工学科を卒業した後、松尾橋梁株式会社(現 株式会社IHIインフラシステム)に入社し管理部企画課に配属された。1980年代当時は、溶接施工方法が適切でない場合、厚板鋼構造物において溶接割れが発生するケースも見られ、事前に周到な技術対応が必要であった。対応に奔走しつつも、諸問題を解決してゆき、溶接品質確立に関して同社への貢献を行った。
【海外プロジェクトへの技術対応と功績】
また1983年から、東マレーシアにおける鋼橋現場溶接技術者として松尾橋梁から任命され,溶接欠陥が発生しやすい環境である高温多湿な地域において実行・対応すべき溶接施工法を事前に策定し、また現地駐留技術者として溶接・検査チームに対して命令・指揮を行い、工事を完遂した。海外プロジェクト先駆けとして、功績を残した。
【ビッグプロジェクトへの先駆的溶接技術対応、貢献】
1987年頃から、大ブロック全断面溶接工法の開発、実施工に関する検討を行った。同工法において溶接ロボットを適用し、橋梁業界において革新的な技術応用として注目された。1991年から1999年ころにかけては、本州四国連絡橋 工事において、製作技術にかかわる課題を解決してゆく業務を担う。特に、明石海峡大橋については、パイロットメンバー(溶接施工法確認用試験体)を実験、製作することにより、溶接品質・製作精度の確認を行うなど、一連の業務を遂行し、技術論文を残した。
【疲労強度向上への研究、貢献】
2005年からは高田機工の技術研究所 所長代理(のち 所長)として鋼橋の製作技術開発、疲労強度研究に関する直接および管理業務を行った。
【溶接学会 研究委員会活動における貢献】
2003年より溶接学会研究委員会活動にも積極的に参加し、溶接構造研究委員会では幹事を拝命し参画している。
溶接学会誌に数編の橋梁・建築鉄骨に関する技術解説を寄稿し、最新の鋼橋溶接技術を紹介した。
【橋梁の健全性診断】
2017年~2022年まで橋梁調査会に所属し、国土交通省直轄管理橋梁に対する健全度診断業務を委託された。担当者として年間60~80橋程度の橋梁に対して工学的所見を記述し具体的に健全度が芳しくない状態順にC2,C1,B 等を判定付け、地方整備局はこの健全度に基づいて補修予算を策定する。橋梁のメンテナンスに対してPlan(点検計画), Do(点検実施), Check(診断および所見), Action(補修予算策定)がなされ、国土のインフラに対して強靭化が行われており、診断業務は重要な業務を担っていることがわかる。


職歴

株式会社CTIウイング

  • 一般社員 2024/1 - 現在

スキャドロン株式会社

  • 顧問 2022/11 - 2023/11

社名非公開

  • 室長 2022/5 - 2022/11

一般財団法人橋梁調査会

  • 調査役 2017/2 - 2022/4

高田機工株式会社

  • 所長 2005/10 - 2015/10

松尾橋梁株式会社

  • 室長 1985/4 - 2005/6

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