経験内容
2009年まで、投資残高30億円超の独立系ベンチャーキャピタルの中核メンバーとしてあらゆる業務を取り仕切りました。
それ以前は、今はなき山一證券のシンクタンク(山一証券経済研究所)にて外国企業・産業のリサーチを8年間担当し、廃業時にはニューヨーク事務所に駐在していました。
これまでの仕事を通じて、北米(アメリカ、カナダ)、イスラエル、韓国、中国、タイ、ラオスを中心とした東南アジア諸国にも様々なコネクションを維持しています。
現在は、ものづくり系ベンチャーに身を投じ、取締役として財務のみならず、法務・総務のアドバイスもするほか、製造面においても、前職で学んだ設計から製造・販売に至るまでの全プロセスの知見を活かして、様々なアドバイスや実際の作業に従事しています。
なお、現職に転じる前の5年間は、元投資先だった会社で一度民事再生をかけた経歴のある製造業ベンチャーの再立ち上げ(ターンアラウンド)のため、一社員として食品・医薬向け液体処理装置の基礎実験から設計、製造、保守、クレーム処理、特許・法務・株式事務、事業計画書作成、PR・webサイト管理など多岐にわたる業務を手がけました。
その時どのような立場や役割でしたか?
PEファンドの仕事を始めた最初の2年間はファンド組成・運営管理の実務メインでしたが、その後は案件数が減ったこともあり、運営管理をしながら取締役として、また実務の中核メンバーとして業務全般を見ていました。
(一時は役員含10名程度まで人員が増えましたが、最終的には自分を含めて3名まで縮んだので、必然的にあらゆる業務が自分に集約されたため)
最後の1年間は、10年一緒にやってきた社長の後を引き継いで会社清算の準備を進めるため代表者として会社の運営全般に関わりました。
得意な分野・領域はなんですか?
事業の内容や戦略の調査分析、株価算定、デューデリジェンス
日本証券アナリスト協会の検定会員です。見切りの鋭さには定評を頂いています。
どちらでご経験されましたか?
オルタナティブ投資案件全般の企画運営
民法組合形式による個別企業向けターゲットファンド(ベンチャー企業への投資ファンド)およびポートフォリオ型ファンドの組成(資金集めを含む)と、運営にまつわる諸般のテーマ(投資先企業の提携、訴訟、知財・特許の評価、人事、経理、監査、資本政策、株主の選定および出資後の対応、株式事務および株主総会の運営など)について、ファンドマネージャおよびベンチャーキャピタル経営者の立場から様々な経験をしました。
投資対象はベンチャー企業(IT、製造業、サービス業など各種)のほか、ゲームやアニメ(劇場版含む)などソフトウェアも手掛けていました。また、国内のみならず海外案件も手掛け、国内で2件、海外で1件のIPO実績を挙げました。
また、付帯業務として、当時は難易度の高かった米国の証券会社および銀行口座の開設あっせんや翻訳業務等も行っていました。
なお、投資期間中には破たんする投資先を多く見てきましたし、ソフトキャピタル自身も最終的には破産という形で廃業処理をすることになり、病没した元社長に代わって自身が代表者として2014年の終結まで裁判所通いを続けた、という経験もあります。
現在は、ものづくり系ベンチャーの取締役を拝任しているほか、プライベートでベンチャー数社の財務・戦略面のサポートも行っています。
いつごろ、何年くらいご経験されましたか?
1998年から2009年にかけての11年間
その後、廃業に伴う破産処理に2010年~2014年までの4年間
2017年以降~現在に至る