企業の農業参入で失敗しないために知っておくべきことについて話せます

■背景
私は、大手建設コンサルタント会社が関西空港近くの耕作放棄地を活用し、観光農園として農業に新規参入するプロジェクトにおいて、企画・設計段階から支援を行いました。
当時、企業側は農地取得や農地法などの制度的な知識がほとんどなく、また農業経営や収益モデルの立て方についても経験がない状態でした。私は中小企業診断士・技術士・元行政職員という立場から、制度面のアドバイス、事業計画策定、観光農園の設計支援、補助金活用、行政やJA・観光協会との連携構築などを一貫してサポートしました。
本件では、2025年12月の開業に向けて、ギフト商品開発や施設運営スキームの策定、新規雇用創出も視野に入れた農業経営の設計まで踏み込んだ支援を行いました。現在は法人の取締役として、運営にも関わっています。

■話せること
企業が農業に参入する際には、「理想と現実のギャップ」にどう向き合うかが重要です。私の支援経験から、以下のような実務的な話が可能です：
・農業に参入する企業が最初に直面する「制度の壁」（農地法、取得要件など）とその対応策
・農業分野で収益を確保するための現実的なビジネスモデル設計（イチゴ栽培、観光、加工など）
・農業を「人材・技術・物流・マーケティング」の視点でどう組織的に立ち上げていくか
・補助金の選定・申請・実行のポイントと落とし穴
・地元自治体・JA・観光協会などとの関係構築のコツと交渉事例
・非農業系企業が抱えやすい「農業を甘く見てしまう」リスクとその対処法
事業化初期から関わってきた経験をもとに、企業目線と行政・農業現場の視点を掛け合わせたアドバイスが可能です。

■その他
・本プロジェクトの支援を通じて、法人取締役に就任
・農地取得～観光施設立ち上げまで支援した観光農園は2025年12月本格開業予定
・https://note.com/nakajima_smemc にて支援実績を一部公開中