新事業創出・新技術活用の企画・設計・コンセプトデザインについて話せます
■背景
【中長期ビジョン策定における課題】
数十年先や2050年という観点で調査や検討を行い、社内で様々な意見を伺っても、これまで検討を試みたことがなかったため、有用な情報や意見が得られ難かった。また、社内にデザイン部署が無いため、報告や会議は文字主体で行われる企業文化であり、未来社会を伝えるためには文字だけでは限界があった。未来の描き方・伝え方に工夫が必要であった。
■話せること
【対応】
新事業や新技術が持つ潜在価値が上手く伝わらない様々な失敗を経験したことで、新たな価値をカタチ(直観に訴え掛ける絵やモノなど)で表現することが重要であると確信した。特に注力したのは、新技術を情報として伝えるのではなく、直接体感できるデモ機の試作。デモ機の仕様は顧客像具体化を踏まえて設計し、半年で試作を終えて、社内外で体験会を実施した。
【実績】
◇社外発表された「長期ビジョン 2030ビジョン」の中で2050年に向けた方向性のコンセプト絵が採用。
まず、未来社会における3つの事業方向性を一つの絵で表現した。50の事業機会から15の有望領域まで絞り、3つのキーワードに集約されたコンセプト絵は、組織の意識が一つになる象徴として報告された。次に、デモ機を通して新技術に触れる体験では、通りすがりで思わず立ち止まる方や感心して驚く方が多かった。見ただけで価値が分かる仕様に設計した効果が大きかったと考えている。体験することで新技術を知り、今までの考えや価値観が変わったなど、「わくわく」した表情で感想をいただけた。また、社内外ともに今後も意見交換を継続したいと希望の声をいただけた。
≪ポイント≫
事業戦略の方向性を文字だけでなく、絵も活用することで記憶にも残り続けることを意識して拘り抜いた。また、新価値を直接体感できる新技術を活用したデモ機の試作も行い、思わず触れたくなるような仕様で、直観的に面白いと感じる仕掛けで、人の意識の変革を図った。
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職歴
職歴:開示前
このエキスパートのトピック
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