分析に関わる労務費用を年間約1/4に短縮化の方法を共有できます。

■ 具体的な経験の内容
分析室の年間コスト高に悩んでおられるクライアント様へ各分析方法の統合をご提案し、1台の近赤外分析システム(NIRシステム)で他の分析業務を一元管理することが可能になりました。

■ 実績や成果
従来、NIR分析法では食品業界で主に使用されている分析方法でしたが、弊社開発アプリケーションをNIRシステムにインストールするだけでppmオーダー(溶液)、0.1％以下(固体ペースト)の製品や分析対象を非破壊・非侵襲で測定することができます。各分析方法を多変量解析を通して統合するため、各分析値はサンプルをスキャンし30秒程度で算出されます。本アプリケーションは特許申請中の製品となります。

■ そのときの課題、その課題をどう乗り越えたか
当時、従来NIR分析法では測定下限が溶液・固体ともに0.1％であるために、ppmオーダーの測定が必要な製造業等の分析業務にはお役に立てませんでした。そのような課題に対して対象サンプルの持つ化学的バックグランドから化学結合状態を考慮して、アプケーションを構築することにより可能となりました。

■ 業界構造（トレンド/主要プレイヤー/バリューチェーン等）の知見の有無
現状、分析業務は非破壊・非侵襲・迅速・一斉分析の方向に向かっていると考えております。米国FDAでは医薬品等の品質管理にNIRを使用したガイダンスが作成・表明されています。時代の変遷とともに、従来の手間のかかる分析業務の負担軽減や分析室のソーシャルディスタンス確保に重点をシフトしてきている状態にあるかと存じます。

■ お役にたてそうと思うご相談分野
　医薬・臨床・製造業全般

■その他
地域: 千葉県
役割: 技術サイド