IoTの医療への応用
主にWearable Deviceを約800人程度の方に定期的に3年以上装着してもらい、その生活習慣のデータと軽度認知障害(MCI : 認知症になる前の症状)の関係を研究した。これは大学の神経内科の先生たちと共同研究である。また本テーマはAMED2016-2018年のPJにも採択された。その結果、Wearableから出てくるデータとMCIになる確率を機械学習し、現状のMCIのリスク(確率を計算できるところまで分かった)。結果については一部論文発表されているが、まだコアになる部分は今年度大学から提出される予定である。
これらは従来の画像診断による高額なコストの診断に比べて安く、簡便に、頻度も多くでき、大きな問題となるMCIの診断に使用できる。またこれはMCIのリスクをより低くするためのアドバイスをすることもでき、生活習慣をどのように変えればMCIのリスクが少なくなるかも計算できる。また将来的にはMCIのリスクを予測できるようになり、現時点での診断、将来の予測、予防の3段階ができるようになる。
これらの経験をもとにIoTとヘルスケア、もしくは医療(細かい専門知識はない)をどのように関係づければいいか議論できる。
■その他
地域: 主に日本
役割: マネジメント/現場経験、主に技術サイド
規模: グループとしては約20人くらい
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職歴
Unisantis Electoronics
- Vice President 2023/10 - 現在
- Executive Technology Manager 2021/6 - 現在
TDK Corporation
- Advisor of IoT Business Unit 2016/6 - 現在
株式会社 東芝
- 副社長 2014/4 - 2016/5
株式会社 東芝
- セミコン社 副社長、事業部長 2008/4 - 2014/4
このエキスパートのトピック
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シリコンデバイス技術について話せます
¥30,000~■背景 シリコンデバイス開発に長く携わっている。特にCMOSデバイス、ロジック、メモリ混載などの製品について、技術の側面、歩留まり向上などの製造面の点からその勘所を議論することができる。 ■話せること シリコンを用いたデバイス技術全般、CMOS技術全般、最新技術など
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半導体(ロジック)における経営者の経験について話せます
¥35,000~ロジックのデバイス技術開発について技術的、ビジネス的なことの両面から話すことができます。
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半導体(シリコン)における事業開発の経験について話せます
¥30,000~シリコンの集積回路の仕事について技術的な側面、企画的、戦略的な側面、ビジネス面から話すことができます