スキンケア剤の開発。機能性高分子、ポイントメイク化粧品開発、海外子会社R&D副所長、ヘアケア研究所室長、ハウスホール
■ 具体的な経験の内容
■ 実績や成果 諸機能性有機物質の開発。ソフトスクラブ用ポリマーの開発、鼻パック用ポリマーの開発、水性ネイルエナメルの開発、Aube 口紅の物性の改良と開発。海外子会社で新しいヘアケアブランドの立ち上げ、美髪技術の技術コンセプト開発(アジエンスへ)、グローバルR&D運営システムの構築、社内報告書システムの改良。ファブリック&ホームケア研究のサポート(主席として)、全R&Dにまたがる新しい会議体の構築支援。マテリアルサイエンス研究のサポート(技術顧問)
■ そのときの課題、その課題をどう乗り越えたか
R&D内部だけだが、多くの分野を担当した。分野の異動初期は無能感を覚えるなど、課題は多かったが、いずれも教科書を2冊ほど読んで、その分野の世界観と重要なモデル、キーワードを理解したのちに、前向きに体験を積めば、約3か月でその分野を理解し、2、3年あればリーダーには成れた。若くしてリーダーになった時には「公と私」の区別と、「リーダー、マネジャー、コントローラーの違い」を認識したことも、大きい。
学生自体に「知的生産の技術」を「発想法(KJ法)」を読んで以来、ほとんど全ての分野で得たこと、考えたことについてカードを描き続けていたことが常に役にたった。理科系の人間だが、マーケティング、それに歴史や経済などの多数の本と、特に「ピーターの無能の法則」が無能感の克服には役に立ったが、何よりも社是の「人間絶対平等論」をベースにした各分野の垣根の低さによる人脈形成(わからないことが有ったら、気兼ねなく社内専門家に教えてもらえる)ことが役に立った。分かるということは覚えることではなく、イメージを形成できることである。教科書がベース。
人間関係では、中学生時代から興味を持って勉強していた心理学が有効だった。相手の心の底にある哀しみや孤独感、自信の無さを理解しておくと、いかなる人にもラポールがかけられる。また「腹を立てるとは何なのか」ということの理解も助けになった。哲学では唯識論や実存主義。類似の認識手法では禅の思想が有効。
■ 業界構造(トレンド/主要プレイヤー/バリューチェーン等)の知見の有無
もうすでに古いかもしれないが、花王のやり方と、銅鏡のP&GのC&Dや、美の分野の巨人であるL'Orealの運営の仕方を調べたことがある。
■ 関連する論文やブログ等があればURL
・https://chemistry-europe.onlinelibrary.wiley.com/doi/abs/10.1002/cber.19861191222
・https://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S0040403900892904
・https://pubs.acs.org/doi/pdf/10.1021/jo00246a058
・https://pubs.acs.org/doi/pdf/10.1021/jo00246a058
・https://www.sciencedirect.com/science/article/abs/pii/S0040402001868290
・http://citeseerx.ist.psu.edu/viewdoc/download?doi=10.1.1.516.6864&rep=rep1&type=pdf
・https://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S1047847706001584
・https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/17938824/
・https://europepmc.org/article/med/16688377
・http://citeseerx.ist.psu.edu/viewdoc/download?doi=10.1.1.516.6864&rep=rep1&type=pdf
・https://pascal-francis.inist.fr/vibad/index.php?action=getRecordDetail&idt=16315798
・https://onlinelibrary.wiley.com/doi/abs/10.1111/j.1468-2494.2008.00421_1.x
・https://link.springer.com/content/pdf/10.1007/s11743-015-1732-4.pdf
・https://link.springer.com/article/10.1007/s11743-016-1815-x
・https://pubs.acs.org/doi/abs/10.1021/acs.jpcc.0c0042
■その他
地域: 栃木芳賀郡にて、化粧品用機能性物質の開発。コロンバス市(米OHIO)OSUポスドク留学(精密有機化学)、東京ポイントメイク化粧品開発、ドイツ(Darmstad)海外子会社ヘアケアR&D所長補佐、東京ヘアケア研究所毛髪科学研究、東京研究開発部門(本部)グローバル戦略企画主席。和歌山市ファブリック&ホームケア研究所主席、和歌山県農業ー健康系NPO研究統括コーディネーター
役割: 栃木:化粧品用機能性物質開発主任、後主席。和歌山市:機能性高分子グループリーダー、ポイントメイク開発グループリーダー、海外子会社副所長、ヘアケア研究所室長、研究開発部門主席、ファブリック&ホームケア主席、退職後シニアパートナー、技術顧問。農水系NPO研究統括コーディネーター
規模: 社員数:33600