開発・評価・製造・品質保証における開発から出荷までの仕組み作りについてお話できます

エキスパート

氏名:開示前


IBMにおいて13年間開発に携わり、特にビルドアップ基板+フリップチップの組み合わせによるプラスチックBGAの開発においては、開発計画から量産工程立ち上げまで直接関与し各チェックポイントの設定や、デザインルールの作成、技術移管のための規格群の作成・内容の定義、部門間の調整や基盤設計グループへの量産工程など後工程の品質・歩留まりに影響する部分のルール化を行ってきました。

所属学会 溶接学会、信頼性学会、統計学会、データサイエンティスト協会

■その他
いつごろ、何年くらいご経験されましたか?: 1989-2006年までは研究所においてSilicon-on-Silicon,SLC/FCA Plastic BGA,鉛フリーフリップチップの開発と評価、量産工程立ち上げの実務とSLC(ビルドアップ基板のIBM名)の評価、故障解析と故障メカニズム解明による開発担当者への技術アドバイスをおこなう。
2006-2013においては品質保証部において出荷製品や顧客要求項目の信頼性評価の設計、ルール化とTEGの設計ルール作成を行う。
どちらでご経験されましたか?: 1989-2003 日本アイ・ビー・エム
2003-2013 京セラSLCテクノロジー
その時どのような立場や役割でしたか?: Silicon-on-Siliconとフリップチップ微細化の開発はメンバーとして実務を
BGA以降の製品とその後の信頼性専従時はチームリーダーとして実務と計画、進行管理を行う。
どんな人にアドバイスを提供したいですか?: 自社開発から生産(含む外注)まで新たに手がけようとする方、現在既に行っているがよりスムーズで安定したサイクルを目指し改善を行いたい方。
この分野は今後どうなると思いますか?: 開発から量産までのサイクルはハード、ソフト、サービスなど業種を問わず常に必要な業務だが、今後は顧客層の明確化とそこからのフィードバックの高度化は当然として、各種センサーやIT技術による各階層での情報の逐次収集・解析と迅速な前後工程へのフィードバックが出来る仕組み作りが必要となる。
一番誇りに思う成果はなんでしたか?: BGAの量産立ち上げ時に、量産工程で歩留まり・品質向上のため生産ラインに合わせた設計ルールを策定し設計部隊に承認させたこと。

プロフィール 詳細を見る


氏名:開示前

1989年に新卒入社後研究所に配属、Silicon on Silicon moduleの開発に携わり、微細接合の工程開発や故障モード解析を行い、開発サイクルや物理化学分析・工程開発などの実務と故障解析と信頼性データの統計解析の組み合わせによる故障メカニズム解析手法を習得。
 その後フリップチップ接合部の開発を担当。微細化及び鉛フリーフリップチップ接合の開発をメンバーとして担当。
同時にビルドアップ基板とフリップチップ技術の組み合わせによるプラスチックBGAの開発をリーダーとして担当、開発成功と実製品の量産立ち上げ成功・製品出荷により特別貢献賞受賞。信頼性技術、物理分析技術、FEM解析などを習熟。また、規格群作成や量産構成セッティングのため関係部署の調整や後工程での問題点注出から設計部隊への設計ルール変更依頼など前工程からの生産効率と品質改善を行う。
 2000年部内の開発項目の増大に伴い信頼性評価チームの立ち上げと運用管理を担当。
試験料の増大に対応するため測定器群の一斉更新とDB2を利用したデータ収集、集計、解析、レポーティングのネットワーク接続による自動化システムの導入を行う。(企画、要件定義及び運用を担当しDB2 アドバイザー資格を修得)
 2003年事業売却に伴い転籍。事業所、業務は基本的に変更無し。ただし、故障解析・立命館大学との共同研究の担当者が退職したため該当業務を追加で担当。
 2006年研究所の縮小に伴い事業部品質保証部の信頼性担当者の退職に伴う後任として品質保証科に移動。
移動初期は出荷製品の信頼性モニターのIT化推進と、試験方法の改善、TEG群の設計ルール策定を行う。
一連の改善終了後は顧客依頼の個別試験の設計と実施およびフィールドリターン品の故障解析と結果のフィードバックと技術部門への改善アドバイスを担当。(2012中級信頼性技術者資格修得)

2013/10 病気退職

所属学会(溶接学会、信頼性学会、統計学会、データサイエンティスト協会)は退職後も個人資格で参加継続し情報収集及び人脈を維持中。


職歴

京セラSLCテクノロジー

  • 主事補 2003/9 - 2013/10

日本アイ・ビー・エム

  • 係長格 1989/1 - 2003/12

このエキスパートのトピック

謝礼金額の目安

¥30,000 / 1時間

取引の流れ


似ているトピック