WMSの導入検討時の上流側(ERPやOMS等)との連携の課題について話せます
WMSの開発に関して、エンジニア側やPJMは、WMSというシステムが他の業務システムとも密接に関わること、
(今だとERPとの連携に関しての細かい設計は避けられない)
さらには会計ルールと不可分であることはある程度の常識をもってプロジェクトに臨んでいると思うが、
こと倉庫側の利用者目線でいうと、乱暴に言えば倉庫内に会計の知識のある人材は皆無で、
他の業務システムに関しても、受発注や購買仕入れ、経理などの業務内容を想像すらできない人材の集まりなので、
必然的に他部署と相反する論点が生じた場合に、他部署やPJM側の意見が「理解できない」ことが多い。
これは私がメインの倉庫を10程度経験してきて、センター長から担当社員まで見てきた紛れもない事実。
一方、私のキャリア自体は、旭化成の後半がSCMに関するオペレーション職で、経理担当とも同部署で連携して業務にあたっており(実際1年間は経理担当としてヘルプした)、同時期にERPのSAPの導入も経験し、大手在籍時にはSAPをメインにERPにも触れてきたり、SIerの日立ソフトにも在籍していたことで得られた稀有な知見でございます。
具体的には、InagoraでのWMSは、「入出庫」という概念での倉庫作業オペレーションでなく、
「在庫の引き当て」という概念でのオペレーションでシステム設計していたので、
もっと詳細な事例で話すと、1-1-1という棚にAという商品が10個あり、5月5日5時にA商品1個という注文が入って引き当てが掛かると、その時点でWMS上の在庫も-1の処理がなされて棚の在庫が9となる(システム上)。しかし、現物はピッキング作業が行われるまで10個存在する。そんな販売フロントシステムやERPと理論在庫を同期させた設計思想でしたが、このことを正しく説明できる人は誰もいませんでした。何故ならせいぜい1個のWMSを使った経験しかないか、そもそも会計の知識がないため在庫や引き当て等の言葉すら正しく使えないためで、システムオペレーションに関わる全てが全体像や一般常識や他社事例との相関で理解することができないために、常に本社と倉庫で話が食い違っていました。
逆にこの点の理解と説明ができる私に、自社スクラッチの開発改善運用に関しての、倉庫側の代表者としてのアサインがなされました。
実際に私はInagoraでは倉庫を見つけて移転して移行は、この動きも含めて、オペレーションを構築したり、簡単なマテハン計画やレイアウト変更を実施してきて、庫内生産性を概ね1.5倍に引き上げており、
またそれが属人的というよりは、倉庫マネジメントの基本をニトリで学び、その後ロジスティクス検定の取得や、自主的な生産管理の学習など、教科書的な正しい知見に基づくモノから実現しているので、
再現性の高い実績だと自負しております。
管理者や作業者として、その他にも数多くのWMSに触れているので、使い勝手や機能の違い等も含め、
総合的に経営課題としてのWMS(もしくは物流システム)開発に参画できますし、参考となる利用者側としての知見を、開発者のことを理解した上で提供できます。
■その他
地域: 東京・神奈川
役割: 倉庫マネージャー(センター長や副センター長相当)として利用者側の代表としてのプロジェクト参加
規模: Inagoraでの自社スクラッチWMS開発プロジェクトとしてエンジニア中心に10名弱
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職歴
職歴:開示前
このエキスパートのトピック
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¥30,000~■背景 同社の関東3事業目について、過去の住宅・建設関連キャリアや数多くの許認可取得実績からアサインされて対応。 (これまでは関東トップが手探りで対応していたが、仕組み化する上でマネージャーベースに移管するイメージ) 会社としては10以上の事業所を立ち上げており、会社としてのノウハウや共通フォーマットや業務フローとしては固まりつつあったタイミング ■話せること ・新規指定申請における役所の対応の違いが出る部分(私の経験で言えば、横浜は厳しく相模原は緩いこととその背景等) ・物件選びのポイント ・対象となる法規制等のレギュレーション全般 (もともと大学時代に都市行政を専攻し、その流れで住宅営業時代に法規制上の難物件を手掛けております) ・申請書類作成でのポイント(行政担当者が何を気にしているか?等) ・新規開所の時期と集客の追い込みの時期 (私はエリア制や物件にも助けられましたが、初月内で10人定員の固定枠を完売しました。特に類似の私費サービスの集客で大失敗した経験が活かせました。) などなど ■その他 ・2事業所目以降に関しての成功のポイント(サービス業や箱モノ事業全般で言える出店ポイントが重要)
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問い合わせ■背景 ☆これまで経験した倉庫で日雑系の経験が多く、(生活雑貨、アパレル、ドライ食品、OAサプライ等) 人手に頼るオペレーションを多数運用、構築、改善してきた。 ☆その中でメーカー時代に学習した、生産管理やIE(Industrial Engineering)のアプローチを活かして、 多くの従業員の作業改善にも取り組んだ。(生産性が3倍に上がったアルバイトも) ☆中小零細な現場も多く、転職組として管理者になる最初には「作業でも尊敬される」というのが武器になる。 そのため、自らが各手作業の工程を瞬時に分析し、上記のスキルや知見を活かして最短で作業効率を上げてきた ■話せること ☆多くの倉庫で、特に実際の作業をされる方の素晴らしいアイディアで、手作業の部分の生産性は上がっていると思います。 それを私も約10の倉庫で習得しているので、貴社に横展開できます。 ☆IE(Industrial Engineering)や人間工学自体を学ばれている方に、私なりの実現、成功例をお話できます。