海外への事業展開に関してのアドバイスとビジネスマッチング
■ 具体的な経験の内容
香港で初めて北海道産の牛乳を使ったアイスクリームの製造販売会社を独資で創立。
■ 実績や成果
創立4年後に年商4億円を達成。
■ そのときの課題、その課題をどう乗り越えたか
無名だったアイスクリームのブランド確立が一番の問題だった。北海道ブランドを駆使したことや香港の最大手のデパートにポップアップショップとして出店したことが成長のきっかけになった。
また牛乳の輸入の許可を取るのが難しかったが、関係機関(農業団体)などの協力を得て普通であれば1年かかると言われた輸入許可を半年で取得。
苦しかったのはキャッシュフローだった。創業間もない企業に日系銀行は口座も開設できなかったので1年がかりで香港ローカルの銀行に口座を作り融資を受けた。
■ 業界構造(トレンド/主要プレイヤー/バリューチェーン等)の知見の有無
香港における市場調査は素人並みだった。香港の市場についてもほぼ知見はなかった。
素人ならではの考えでオリジナルの保冷バッグを作り知名度を上げたり、それまで香港にはなかった新たな素材を使ったアイスクリームのフレーバーを作った。
それまで北海道産のアイスクリームの販売をしたという企業がなかったので新しモノ好きな香港人にマインドを掴むのは早かったと思う。
■ 関連する論文やブログ等があればURL
特にありません。
■ お役にたてそうと思うご相談分野
香港での実績を評価されて経産省所管の独立行政法人中小企業基盤整備機構北海道本部で中小企業の海外支援を担当した。在職6年間で年間のべ200件を超える相談と多い年で10回の講演の依頼を受けた。また補助金事業で15回以上の海外の市場調査に同行した。
イタリア、タイ、香港、台湾、上海、ベトナム、LAにビジネスパートナーがいる。
また最近では事業や不動産などの投資案件を扱い始めた。
海外進出の市場調査と人脈を駆使したビジネスマッチングでは経験が活かせると思う。
■その他
地域: 香港
役割: 独資でアイスクリームの製造販売の法人を設立 Directorに着任
規模: パートを含めて30人程度、年商は最大で4億円超
プロフィール 詳細を見る
職歴
For・A
- f代表 2017/6 - 現在
For・A
- 営業 2012/7 - 現在
For・A
- 代表 2011/7 - 現在
独立行政法人中小企業基盤整備機構北海道本部
- 海外展開アドバイザー 2012/2 - 2018/3
Hokkado Marche Hong Kong
- 事業責任者 2005/4 - 2011/12
このエキスパートのトピック
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小規模事業者の海外展開のサポートについて話せます
問い合わせ■背景 香港での事業は苦労の繰り返しで決して成功という高見に立ったとは思っていませんが、経験値だけは人並み以上に持ち合わせているつもりです。この経験を活かして痛みをできるだけ小さく、リスクをできるだけ避ける方法は身につけてきたと自負しています。 初めて海外展開を目指す小規模事業者様やアイスクリームのビジネス展開はそれなりの知識は持っています。 中小企業基盤整備機構では北海道の中小事業者の海外展開をサポートを主な業務としてきました。現地の市場調査などを通じて現地のビジネスパートナーを増やしてきました。また補助金の審査にも携わり中小事業者の生の声を聞いてきました。退職後は補助金の相談や小規模事業者の海外展開や海外からの投資家(会社)からのリクエストに応じて不動産情報なども提供しています。 また海外(特にベトナム)の人材派遣の会社と懇意にさせていただき海外からの労働者の派遣もお手配できます。 ■話せること 経験がなく初めて海外を目指す小規模事業者様にはいかにしてリスクヘッジができるか、どこの地域への進出が妥当か、どんな展開ができるかなどをご提案できるかと思います。北海道の大手菓子業者様の現地調査に同行して数年後に現地でニュースになるほどの出展を果たすことができました。また初めてアイスクリーム事業を展開していと考えていらっしゃるなら原材料の仕入れから製造販売までアドバイスができます。
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香港での北海道産の牛乳を使ったアイスクリームの製造販売
問い合わせ■ 具体的な経験の内容 飲食に関しては素人、加えて海外での事業も初体験。許認可や資金作り、牛乳の輸出入手続きなどなど全く経験がない中での事業のスタートでした。 おまけに香港で広く使われている広東語も分からず、英語は中学校レベル。まさに無謀を絵に描いたようなものでした。半分はトラブルで残りの半分はトラブルの解決に時間を費やしてきたという状況でした。 そのような状況でしたので雇用、物流から販売まで全てをノウハウを蓄積することができました。 ■ 実績や成果 工場を作った当初は商品の売り先も決まっておらず、飛び込み営業のような状況でしたし、知名度もなく売れるはずもありませんでした。 たまたま大手の量販店のお誘いをいただきイベントに出店してから風向きが変わり4年後には店舗数も5店舗までになる年商も4億円を超えることができました。 ■ そのときの課題、その課題をどう乗り越えたか 海外での事業展開に必要なのは「腹をくくる」ことと「現地に信頼できるパートナーを持つこと」この二つが必須要件になると思います。 幸い私には現地日系企業に勤務していた知人を無理矢理ヘッドハンティングをして仲間になってもらったので通訳兼共同創業者としていくつもの課題を解決していけたと思います。 もちろん資金も必要ですし、技術力、商品力は必要ではありますが、香港人には馴染みの「北海道ブランド」という追い風を利用できる立場にいたのでそこはラッキーでした。 ■ 業界構造(トレンド/主要プレイヤー/バリューチェーン等)の知見の有無 香港では日本製品は受け入れやすい土壌はありますが、とりわけ北海道は別格でした。とは言え商品力や差別化、ブランディング、市場規模など全く知見がなく常に手探りでチャレンジの繰り返しでした。 中でも差別化には相当苦労しましたが、その結果が多くのファンを獲得できたと思っています。 ■ お役にたてそうと思うご相談分野 海外への事業展開はどんな業態でも重要なファクターは現地パートナーになると確信しています。私はイタリア、タイ、ベトナム、香港、上海、台湾、LAにビジネスパートナーがいますので、概ねどんな業態の進出でもお手伝いはできると思います。