インスタントスープの開発からマーケティングまで話ができます

エキスパート

氏名:開示前


■ 具体的な経験の内容
乾燥スープ類の研究開発
■ 実績や成果
じっくりコトコト煮込んだスープの開発
■ そのときの課題、その課題をどう乗り越えたか
199年当時、研究課長時代にインスタントスープの企画開発を行っていた。その年、営業部課長から毎年赤字のスープ事業を止めたいと相談があった。当時は40億円くらいの売り上げがあったが、主力得意先のイトーヨーカ堂から全品不採用になったことが理由であった。事業存続の危機にあたり、直接商談を申し込み、イトーヨーカ堂に研究課長として訪問、単刀直入に不採用の理由を聞いた。福井バイヤーは、箱スープで2社は必要ない、クノールだけで良い、後は袋物のスープ(リケン)などで品揃えしたかったと、本音を伺った。その時のスープ製品は200円程度、袋物は150円で程度であった。「ポッカがダメわけではないのですね?」とさらに聞くと「品揃えの変更です」という答えであった。そこで、私は、新技術を使った試作品のスープを見せ、「このスープ飲んでいただけますか?」とお聞きし、じっさいに飲んでいただいた。その返事は「こんなおいしいスープは飲んだことがない」という。私は「製造コストもあり、高くなりますが、ご採用いただけますか。」とお聞きすると「はい」と返事をいただいた。
帰社して、谷田社長に報告、「やらせてください!!」と懇願、「わかった社運をかけよう」ということで出したスープが今の主力ブランドである「じっくりコトコト煮込んだスープ」です。現在はその後に、出したカップスープも大ヒットし、100億円の事業となっています。
私自身は研究開発から、その後業務用事業立ち上げの後、食品事業副代表を経て、飲料事業の代表となるきっかけとなりました。
■ 業界構造(トレンド/主要プレイヤー/バリューチェーン等)の知見の有無
どんな商品も売場から発想しないと売れないという経験をしました。代表となった後もこまめに得意先を回り、新製品提案を行いました。業務用事業部では業務用レモン製品を中心にゼロから柱事業へ立ち上げました。セブンイレブンのPBスープの開発も、このようなきっかけで何のコネもないのに、受注することができました。
■ 関連する論文やブログ等があればURL

■ お役にたてそうと思うご相談分野
全社員経営を指導しています。商品企画は誰にでもできます。自社リソースを最大限生かせるのは社員です。社員の心をひとつにし、商品開発を行う。それが私の理想です。

■その他
地域: 名古屋市
役割: 研究開発責任者として
規模: 研究開発の担当は20名程度、営業&マーケティングまで含めると約100名

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氏名:開示前

I had researched and developed food. After graduated from the university, I joined Pokka Corporation. The product development in all fields was done under the founder's guidance, and some new categories were made. It is soup, lemon, coffee, and a delicatessen, etc.I feel the importance of making having from nothing. And, I have a peculiar opinion of the relation etc. between the brand and the quality.
ポッカコーポレーション(現:ポッカサッポロフード&ビバレッジに入社時は、研究員として、缶コーヒー、インスタントスープ、外食事業、惣菜会社などのグループ会社向けの技術開発と商品開発を行いました。この間、製法特許も10件取得しており、食品の加工技術については、幅広い知識や経験があります。
こうしたキャリアを活かし、本社移動後は、新規事業として業務用事業部を立ち上げ、現在の主力事業のひとつとなっています。
本社異動後はこのような経験を活かし、容器メーカーとの新容器開発を行い、製造会社の買収など主に食品事業と業務用事業を、主力事業に育てました。その後、不振の飲料事業部の事業部長として、新製品開発を容器メーカーと取り組み、大手の飲料容器メーカー全社との取引を実現しました。
会社と新規事業や製品の共同開発などに取り組みました。この経験を活かし、コンビニエンスストアとの共同開発も行いました。もちろんトップ営業の経験もあります。会社が非上場となって以降は、主に味の科学研究所などで部下なしの経験もしましたが、それまでの経験を活かし「おいしさの科学とブランド戦略」をまとめ、現在は大学で非常勤講師として、やみつき商品の設計、食品会社の経営などを教えています。
会社合併後は、品質保証体制の担当部長として、FSSC22000の導入を提案、各工場での取得を推進しました。定年退職後はこれまでの経験を活かし、合同会社感動設計として、これまでの経験を生かした、商品設計などの指導をしています。
自販機事業部の統括もしましたので、自販機事業についても知見があります。ノウハウとして、「感動設計を食品会社以外にも広めたいと考えています。
事業部を退任後は地域貢献活動として名古屋戦略部を立ち上げるなど、CSR活動に力を入れておりました。
退社後はこれらの経験を活かし、合同会社感動設計を立ち上げました。これまでのコンサルティングのクライアントは、通販会社、種苗会社、香料会社、製菓会社等の経営および技術指導(開発、設計、製造、品質保証)特に、品質管理体制の強化指導を行いました。
現在は、理念経営協会に所属し、地元密着でいろいろな分野の経営指導をチームで行っています。分野は多岐になりますが、基本は理念経営に基づいた、ブレない経営を指導しています。
ライフワークとして、三重大学、東海学園での非常勤講師として、若い世代の育成に取り組んでいます。


職歴

合同会社感動設計

  • 代表社員 2014/9 - 現在

ポッカサッポロフード&ビバレッジ株式会社

  • プレジデント シニアマネージャー 2014/4 - 2015/12
  • 執行役員品質保証部長 2012/4 - 2014/5
  • 係長から課長 2007/2 - 2013/1
  • 執行役員 名古屋戦略部長 2011/10 - 2012/12
  • 取締役 所長 2007/2 - 2010/11
  • 取締役 海外事業部長 2006/1 - 2007/1
  • 取締役 常務執行役員 上席執行役員 飲料事業カンパニープレジデント 食品事業カンパニーバイスプレイジデン 2002/4 - 2005/12
  • 執行役員食品カンパニーバイスプレジデント 1999/4 - 2005/12
  • ジェネラルマネージャー 1997/4 - 1999/3

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