組織立場を越えたまちづくりにおけるフューチャーセンターについてお話できます
フューチャーセンターの概要を説明し、
オランダのフューチャーセンターへ訪問した際の報告をシェアすることができます。
そして、日本(地方自治体や地域)にて、どのように実現させていくかについて、地方議員や地域での活動経験をもとに、考えなどもお話しできます。
■その他
いつごろ、何年くらいご経験されましたか?: 2011年~
どちらでご経験されましたか?: オランダ(ユトレヒト、ブレダ)
千葉県柏市
新潟県
その時どのような立場や役割でしたか?: ◆柏まちなかカレッジの学長として、食のフューチャーセンターを設立。
フューチャーセンターとは、環境問題や高齢化といった、大きく複雑な問題に対して、社会の叡智を集め、当事者を巻き込んで解決していく仕組みである。社会課題に対し、「食」をきっかけとして、立場を越えた多様な人たちが集まり、力を合わせて、地域・未来に働きかける「食のフューチャーセンター柏」を立ち上げた。
◆教育コンサルタント山下洋輔事務所代表として、ビルのワンフロアをフューチャーセンターにしたいとの依頼を受け、プロデュース。テナントの満足度やビルの不動産価値を高めるとともに、まちの文化機能を創出した。人口減少で、自治体の税収も減り、縮小の時代において、民間・個人による公共施設の設立のモデルとして注目を集める。
◆柏市議会議員として、柏市内のまちづくりや産学連携機関について、議会から提案。
関連する論文やブログ等があればURLを教えてください: 「食のフューチャーセンター柏」 http://food-fck.blogspot.jp/
Noblesse Oblige http://nbob.jp/
新聞記事 http://goodman.livedoor.biz/archives/52039432.html
プロフィール 詳細を見る
職歴
Fracta Japan株式会社
- 政策企画部長 2022/3 - 現在
- 顧問 2022/1 - 2022/3
株式会社サイエンスクラブ
- 教育アドバイザー 2021/11 - 現在
算楽塾
- 代表 2018/8 - 現在
InnovatoinPower Co.,Ltd
- 取締役 副社長 2014/9 - 現在
柏まちなかカレッジ
- 学長 2009/5 - 現在
教育コンサルタント山下洋輔事務所
- 代表 2007/11 - 現在
柏市議会議員
- 監査委員 2011/9 - 2021/10
柏市監査委員
- 2020/9 - 2021/9
一般社団法人 教育共創研究所
- 代表理事 Founder and Director 2012/7 - 2017/3
ネクスファ
- 教育アドバイザー 2011/5 - 2015/12
土浦日本大学高等学校 教諭
- 教諭 2004/4 - 2007/3
このエキスパートのトピック
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地域や教育行政におけるこれからの教育についてお話できます
¥30,000~「ゆとり」か「つめこみ」か?「叱る」のか「ほめる」のか?テストの成績か人間性か? 教育に対する考え方は、様々で、歴史を振り返っても、同じような論争は繰り返し行われてきた。厳しい先生のお蔭で、人生が開けた人がいる一方で、ダメになってしまった人もいる。評判のいい先生や学校でも、合わない人もいる。 教育論を主張する人の間で、前提とする状況把握や定義が異なり、かみ合わないまま議論されていることが多い。いたずらに論争を繰り返すのではなく、日本の教育を少しでも前に進めていくためには、課題や論点の整理が不可欠である。 教育と社会 「理想の教育を考えるためには、理想の社会像を考えなければならない」と、大学の授業で教わった。教育は社会を支え、社会は教育を支えている。 私は教員を勤めていた時、より良い学校を実現するには、生徒の家庭環境、地域の治安、経済状況など、学校を取り巻く社会を変えなければならないと痛感した。30歳を前に教員を辞め、今、議会や地域の活動から、教育に働きかけている。 活動が広がるにつれ、「山下の考える教育は、一体、どのようなものか?」と聞かれることが多くなってきた。状況と目的によって変わると答えてもごまかしているように聞こえてしまう。ここで、はっきりと私の考えもお示ししておく。 私の考える教育の鍵は、「多様性」。 一人ひとりの良さが生きる社会を目指し、一人ひとりに合った教育を実現させたい。野球にたとえるなら、ホームランを打つ選手ばかりではなく、バント職人や経験のあるベテランなど、様々な個性が混ざっているチームである。 社会は、ますます複雑になり、一人で生きていくことはできない。価値観は多様になり、従来の常識は通じない。障がいのある人も、高齢者も子どもも、生まれた国の違う人も、富める人も貧しい人も、それぞれの個性を認め合い、協働する。そのためには「対話の力」が必要だと、私は考えている。 教育格差と教育機会の保障 「多様性」が教育の鍵と示したのは、教育格差の現状を考えているからである。今、あふれ出るほどの教育課題がある中で、私が最も大きな問題と考えていることは、教育格差である。戦後の日本は、どの地域に住んでいても、一定レベルの教育を受けられるよう教育機会を保障しようと努力してきた。学習指導要領により内容が定められ、国が教育にかかる費用を負担してきた。しかし、2000年前後の構造改革の結果、教育機会の保障は崩れてきている。所得格差も広がっている。 貧困の連鎖を断つためにも、無料の宿題塾や放課後教室、子どもたちの生活の質を高めるための福祉的なサポートをするスクール・ソーシャルワーカーなど、行政の対策がみられる。 親の経済的な背景(収入など)や文化的背景(学歴や知的な習慣)の他に、「地域とのつながり」が、学力に影響しているという報告が注目を集めている。親の収入や学歴は、簡単に変えることはできないが、「地域とのつながり」なら改善できるという希望がある。 人口減少も、教育機会を考える上で、大きな問題である。現在の制度では、子どもの数が減れば、学級数は減り、学校が減っていくことになる。廃校になれば、遠くの学校まで通わなければならず、地域とのつながりも希薄になってしまう。学校が地域の核となり、地域が学校をサポートしていく体制が求められている。 より良い教育のために、私にできること 「一人ひとりの良さが生きる社会を目指し、一人ひとりに合った教育を実現させたい」という私の教育目標、あるいは、教育基本法に示されている、民主的で文化的な国家の発展と世界の平和と人類の福祉の向上という理想を実現するため、出来るところから働きかけている。 私は、高校で教諭を勤めた経験があり、大学院に進学して教育学を研究し、今、市議会議員として地域の声を聴き、教育行政に働きかけている。また、教育をテーマにした議員のネットワークを作り、地方議会から日本の教育をより良くしようという教育共創研究所も主宰している。 学校や教育行政ばかりが教育ではない。地域では、柏まちなかカレッジ学長として、いつまでも学び続ける姿勢を持つための生涯学習の活動を続け、6年目。刑務所から出てきた方への更生保護の活動や学童保育の手伝い、地域スポーツのクラブ運営、自然環境や史跡の保全なども行っている。 学校を支える地域のネットワークやより良い教育環境を整えていくことが、今できることと考えて活動している。 お子様の学校や住んでいる地域の学校の手伝いなどに参加してみるだけでも、教育に対して考えが生まれてくる。マスコミと一緒になって教育現場や教育委員会を批判するのではなく、現場の状況を調査して発信し、建設的な話し合いができる土壌を培っていくことも、私の役目と考えている。
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学童保育や学習塾における教育事業の立ち上げ支援について話せます
¥30,000~学習塾、学童保育、フリースクール、企業のセミナーや教育事業の立ち上げを支援いたします。 たとえば、以下のような実績があります。 ①現代の寺子屋 フランチャイズ経営の塾が撤退した空きテナントに、教育施設を作りたいとの依頼を受け、フリースクール、アフタースクール・放課後児童クラブ(学童保育)、学習塾が一体となった学びの場をプロデュース。世代間交流を生み出し、新しい形の地域コミュニティとして注目される。 ②エッジの立った塾の設立を支援 子どもから大人まで「持続可能な社会の実現」という共通の目的を持った「塾」のコンセプト作りから、地域を巻き込む仕組み作りなどをサポート。 英語を使った会話だけにとどまらない、文化を理解し、意見を交わし合う「英対話」など、独自カリキュラムを開発し、提供した。耕作放棄地の開墾や自分との対話、コミュニティキッチンなどのプログラムを盛り込んだフリースクールも企画 ③民間学童保育にて教育プログラム開発 放課後サポートと学習塾が一体化した新しい学びの場「ネクスファ」があります。ここでは、地域の大人たちが関わり、学び合うことが大切にされています。ここで、私は、毎月1回、「ストーリー・テリング」の講座を提供・実施しています。 ④あるガソリンスタンド運営会社の例 ガソリンスタンド運営会社の社長から、今の状況ではガソリンスタンド運営では厳しくなってくると話を聞いた。クレーム対応や社員研修を、外部に提供していきたいとの相談を受けた。お話を聞いていると、ガソリンスタンドでの従業員に、危険物資格の取得にまつわる体験談を聞き、「これだ!」とひらめいた。その体験をもとに、他の危険物講習会とは違った「誰でも、短期間で合格」の講習会をプロデュースした。その結果、その会社は、ガソリンスタンド運営でのブランドを築いただけでなく、危険物を扱う企業・工場にも顧客層を広げ、衛生管理者講習など教育事業の幅を広げている。 ■その他 いつごろ、何年くらいご経験されましたか?: 2007年から どちらでご経験されましたか?: 教育コンサルタント山下洋輔事務所にて その時どのような立場や役割でしたか?: 代表として、プロジェクトの立ち上げから関わっている。 関連する論文やブログ等があればURLを教えてください: 子どもたちの第三の居場所「ネクスファ」(高齢者を活用した学童保育としても注目される) http://next-ph.jp/about.html
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これからの教育におけるオランダの教育についてお話できます
¥30,000~スティーブ・ジョブズ・スクールも含むオルタナティブ教育、子どもの幸福度、教員養成、教育サポートセンターや特別支援教育などの教育行政、STEM教育、シチズンシップ教育、学制、ワークシェアリングなどオランダの社会、オランダの歴史など。 オランダ教育の第一人者、リヒテルズ直子さんを講師/コーディネーターとしてお招きし、実際にオランダの現場を巡りながら学ぶ視察ツアーを企画している。 オールタナティブ教育として名高いイエナプラン教育に直接触れられる他、日本の教育委員会を見直す上でも参考になる教育サポートセンター、イエナプラン校、マルチプルインテリジェンスの授業など、世界でもユニークな取り組みを視察。 参加者が帰国後に教育改革へのアクションにつながるような旅を企画し、引率してきた。