生産/R&Dについての経験をお話できます
TOKICO(USA)INC. 再建 (2005年2月~2007年6月)
2005年2月 米国子会社 TOKICO(USA)INC.(従業員 約1000名)に出向
工場長として、 企業再建に貢献し、大幅赤字の黒字化を達成した。
生産品(自動車の足回り部品) ショックアブソーバ、ブレーキ、自動車用小型コンプレッサー
会社売上NO1はFORD,ショックアブソーバーはFORDの60%以上のシェア
2007年7月 帰任し、日立制作所を定年退職
2007年8月 生産管理部 嘱託 (特任業務)
2009年7月 日立オートモティブシステムズ株式会社(日立分社化) 転属
2009年9月 日立オートモティブシステムズ株式会社 退職
【取組と成果・評価】
TOKICO(USA)INC.再建 (2005年2月~2007年6月)
【ミッション】
1.顧客ラインストップのため、生産管理部門の再構築と会社再建
2.安定した平準化生産の実現による収益改善
【具体的施策】
(要約)
1.生産負荷の平準化のため、大量製品をバックラインで生産できるように、治工具を新設して、2ライン生産として、
日曜休出をなくして、かつ、大幅な残業削減により、安定生産を実現した。
2.生産負荷平準化のかんばん振出のルールを構築し、製品パターンによる順序生産に改善した。
3.部品加工・組立後にストアを設置し、後補充生産を実施し、全体の生産リードタイムを1日に短縮した。
4.異常の見える化を図り、タイムリーな不具合対策により、稼働率を大幅に向上した。
(詳細)
1.ボトルネック工程のラインタクト短縮による出来高向上とライン集約化 (空いたラインをサービス品の専用ラインとし、
遅延解消した)
2.品質・設備トラブル解消
3.工程の流れ改善・かんばんルール見直しによるトヨタ生産方式の再構築
4.製品在庫 3日による平準化数の生産指示とパターン生産化(平準化)
5.生産計画の短サイクル化 (月次計画⇒週次日程計画)による精度向上
【成果】
1.生産技術提案改善でコミュニケーションを図り、米人を巻き込み実行し、異常作業を解消したので信頼を勝ち取った。
2.生産計画・管理の改善とトヨタ生産方式改善はスムーズに進んだ。
3.新製品による増産と改善による安定生産で黒字化が図られた。
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職歴
このエキスパートのトピック
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在庫を半減し、納期遵守率を大幅に向上できます。
¥30,000~物流関係のコンサルタント会社で、代表取締役は物流全般を対象とし、私はSCM・物流改善を担当している。 (要約) 顧客のSCM要求は「在庫金額の半減化と相反する納期遵守率 95%の達成」であった。改善策はデカップリング(倉庫)の前工程は生販在計画による生産計画業務、後工程は受注による後補充の仕組に改善して、在庫金額と遅延撲滅の目標を達成した。ポイントは在庫の持ち方で、少量品は上流倉庫での一括管理し、死蔵品は8割削減、多量品は下流倉庫(顧客に近い)で即時、出荷し、顧客の信用を得る。 (詳細) 商品は部品在庫の圧縮と多回補充により、倉庫は部品グループや購入先グループなど配置し、予備棚を設け、動線改善をを実施した。 特に、生産計画は商品在庫基準(在庫日数や最少~最大在庫数などの設定)による生産計画数の設定を行い、次に、計画担当者が売上の増減傾向を加味して、修正できる簡単なシステムを構築した。 統計手法を駆使した生産計画は、将来は過去の延長ではないので不要である。要は、人間の知恵を最大限に生かし、責任が持てるようにすると、段々と生産計画の精度があがる。
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管理/SCMについての経験をお話できます
問い合わせ生産管理 (1985年~1986年、1988年~ 2001 年 15年間) 【ミッション】 ・顧客変動を出来るだけ、工場に持ち込まない安定生産の実現 ・生産進捗等の「目で見てわかる仕組み造り」の推進 【具体的施策】 ・受注~生産~調達~納入の一貫システムにより、統合リードタイムを短縮する。(リードタイム不足分は在庫、仕掛を持つ) ・購入部品の調達リードタイムは取引先と合意し、直接指導で リードタイム短縮の改善を推進する。 【成果】 ・ライン品は新製品、設計変更品のトラブルのみで、量産立上り後の納入遅延問題の経験は一度もなし。 ・原則、受注生産で、顧客変動は定番在庫で吸収し、安定生産を実現。 ・トヨタ補給品(補用品)は、定日納入率 90%で問題になり、トヨタ部品物流部の改善グループと一緒になり、受注生産 リードタイム短縮による物造りかんばんシステムの構築(未納かんばん運用)で、定日納入率 98%以上達成。