大型成形品の成形加工性、成形品表面外観改良のための材料特性について話せます

エキスパート

氏名:開示前


■背景
1986 年 4 月に宇部興産株式会社に入社以降,29 年間,研究所(枚方研究所 1986 ~1995,千葉研究所 1995~1997,宇部研究所 1997~2015)において各種高分子材料の開発研究に従事してきた.
溶融混練により調製されるポリマーアロイ・ブレンドの内部に形成される不均一な組織構造の形成メカニズムに関する研究を行った.
自動車用材料,特に大型成形品であるバンパーおよびインパネ向け材料の成形加工性および成形品表面外観特性改良のための研究を材料の分子特性,組織構造およびレオロジーの相関性の観点から検討した.また,PP の高発泡化に必要な分子特性評価も含めた発泡機構解析および深絞り成形に必要な材料検討,加飾射出成形およびインモールドコーティングに適した各種材料開発なども行った.

■話せること
・溶融混練により調製されるポリマーアロイ・ブレンドの内部に形成される不均一な組織構造の形成メカニズム
・自動車用材料,特に大型成形品であるバンパーおよびインパネ向け材料の成形加工性および成形品表面外観特性改良のための研究を材料の分子特性,組織構造およびレオロジーの相関性
・PP の高発泡化に必要な分子特性評価も含めた発泡機構解析
・深絞り成形に必要な材料検討
・ポリイミドの銅箔との接着機構解明に関する研究および顧客加工プロセスにマッチングさせるため材料提案
・新規ナイロン12 チューブ材料の開発,ポリアミドエラストマーの構造と物性に関する基礎的研究および異種ポリマーとの熱接着特性のメカニズム
・配向結晶化技術に基づいた微多孔形成メカニズムを詳細に再解析することにより,ベース材料として最適なPP材料の分子特性を提案した.その提案が正しいことを多くの試作を通して明らかにするとともに,セパレータの高性能化に貢献した.また,この成果を拡張して,多層膜の生産速度アップのボトルネックとなっていたPE膜のベース材料選定基準を明示

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