機械設計(設備設計)について話せます
■背景
・燃料電池機関部(MEA)の熱転写の工法開発と評価設備設計
先輩社員がリーダーの下、実設計者として工法の提案と複数の工法を一設備で評価できる実験機の設計を一貫して行いました。
・特殊加工機のチルト軸の設計
エンジン関係の特殊加工機の設計において、基幹職の下でチルト軸の設計を主に行いました。号口機であったため、RA等の安全面に関しても設備全体を見てまいりました。
・製函型の剛性解析に基づく設計
プレス生技との依頼の下、連携を取りながら溶接金型の設計をCAEによる応力や変位の評価を根拠に行いました。
・Heリークテスタの設計
FCV関係の業務において、要求仕様を満足するHeリークテスタを設計実務者として構想~詳細~部品図までほぼ1人でやり切りました。
■話せること
工機部門という設計者が構想設計から不具合対応まで主体的に行う環境であったため、新規の設計構想やコスト低減策また様々な不具合対応に関する引き出しは多いと自負しております。また特に未知の領域の設備においては「設計根拠」が非常に重要視される部署でしたので、「なぜその長さ・径にしたのか」等の理屈的根拠を基に設計してきた経験は多いと思います。
【エピソード1】
・燃料電池機関部(MEA)の熱転写において、「転写ローラを何度に昇温し、どれだけの時間それぞれの膜を温めたら良いのか」が全く未知の状況でした。別業界の転写機を設計・販売するメーカーでの実験とそれを基にした伝熱解析によって、設備の加工点のローラ径含む各条件を決定しました。
【エピソード2】
・溶接金型(製函型)の設計において、打ち抜き型で大きな振動が発生する状況の中で「許容応力を何〇MPaにするのか」が設計の大前提となる課題でした。他業界のもの含め多くの文献を当たり、プロジェクトメンバーが皆納得する設計根拠を提示し、結果として200万ショットに耐えうる溶接金型の設計に成功しました。