産業機械・FA機器・設備自動化の機械設計業務について話せます
■背景
新規顧客開拓フェーズでは、お客様にアポを取り、「工場診断」と称して営業担当者と一緒に工場を訪問した。工場見学をしながらお客様が自動化を必要としている部分について聞き取りを行う。会社に持ち帰り、概念設計・見積作成・スケジュール作成をして、お客様に提案をしに行った。
既存顧客に対しては、引合いが来たフェーズにおいて打ち合わせを行い、その内容を踏まえて概念設計・見積作成・スケジュール作成をしていった。
受注した場合は詳細設計のフェーズに移行する。詳細を詰めつつ、必要に応じてお客様へ仕様に関する質問をしていった。大手時代ではモデル作成はCADオペレータに依頼しつつ、適宜進捗チェックや構造に関する指示出し、タスク管理をしていた。ベンチャー時代ではモデル作成(3DCAD)も踏まえて自分で行った。
製造フェーズでは、協力会社に依頼する場合は引合仕様書・発注書などの作成も行う。依頼する製作物が大規模なものであれば、出荷前に立会い検査を実施し、問題がないことを確認の上で受け入れを行う。大手時代では協力会社に依頼することがほとんどだったが、ベンチャー時代では自身で組立、動作確認、検証試験等を行う。問題が発生すれば、自分で設計変更を行う等の対応をする。
出荷できる状態になれば、客先の担当者とスケジュール調整をした上で、輸送業者の手配をして輸送をする。
客先設備内での設備据え付けに置いて、大型設備の場合は施工業者を手配し、自身は工事SVとして工程表作成や安全衛生管理、施工箇所の適宜チェック・手直し指示等を行う。中・小型設備の場合は自身で施工を行う。
請負の業務の一方で、R&Dも担当した。
経験したプロジェクトの規模について、受注〜納品までの期間で表現すると、短いもので3ヶ月程度、長いもので5年ほど(ただし私自身は途中参加のため、経験としては2年ほど)だった。
■話せること
新規顧客の開拓について。CADモデルの作成について(AutoCAD, Solidworks, ICAD)。構想設計の考え方について。CADオペレータや協力会社とのやりとりについて。見積書・引合仕様書作成について。失敗経験について。
設備自動化の業界の動向について。プロジェクト全体の流れ・業務範囲について。大手企業とベンチャー企業の違い等。