特性要因図のあり方について話せます

エキスパート

氏名:開示前


■背景
生産技術業務の中で、頻繁に使用する特性要因図のあり方についてコメントします。
特性要因図(fishbone diagram,cause effect diagram)は、品質管理の手法の一つで、製品の品質特性に関連する要因を列挙する手法です。特に生産技術の場合は、工程で発生する不良現象等に対する要因を(頭を整理するために)見える化し、皆で議論し、主要因を特定していく目的でごく普通に活用する手法でもあります。
 特性要因図はQC7つ道具の一つであり、生産技術に従事している方は、その使い方も習得しておくと便利です。

■話せること
 特性要因図を作成するにあたっては、以下のように行います。
①課題(特性)を決めて背骨を作る。(生産技術関係では、不良内容等を特定)
②大骨を作る( ※)5M1Eの関連に分けて大骨を作るとわかりやすい。)
③中骨を作る(大骨の要因となりうる内容を記載)
④小骨を作る(中骨の要因となりうる内容を記載)
 上記の大骨、中骨、小骨に分類して要因を整理し、視覚化して全体像を把握しやすくすることが特性要因図の特徴です。特性要因図は、原因調査や課題整理、情報共有などに活用されます。
 ※)上記、大骨部分の5M1Eについては、下記の内容となります。
1. マシン(テクノロジー)(Machine)
2. 方法(プロセス)    (Method)
3. 材料(原材料、消耗品との情報が含まれています。)(Material)
4. マンパワー(肉体労働)/マインドパワー(脳の働き):(Man)
5. 測定(検査) (Measurement)
6. 環境(Environment)
 この特性要因図を、生産技術業務の様々な課題に活用できれば、業務効率向上に役立つことになります。その活用の方法・進め方に対する支援・指導がコンサルティング対象となります。

■その他
https://www.pec-kumata.com/post/fishbonediagram

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氏名:開示前

自動車部品業界の最大手である(株)デンソーで生産技術職種を長年(40年以上)経験してきており、Q(品質)C(コスト)D(対応納期)を最善の形にするための管理手法、専門技術、経験知をベースに置き、独立後の生産技術コンサルタント(6年目)としても、様々な製造技術、ニッチ技術に接する機会も多く(現在、名古屋産業振興公社にも所属し、名古屋市内製造業各社に対する企業技術・販路マッチィングコーディネーター(技術)を担当)、蓄積した知見も多数ある。各企業へのQCD改善支援はもとより、特に企業の将来像の在り方に対する技術的側面の支援に関心があり、販路開拓や、DX化推進、SDGs推進などに貢献できると思います。


職歴

職歴:開示前


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