大規模PJでの海外(米国)ベンダーとの付き合い方について話せます
■背景
防衛省(空自)の大規模PJでは、NEC(私の会社)からR社(米国の大企業)へ発注し、設計や開発の一部を委託しました。
この中で、私の知っている日本の企業とは異なるマネージメントや開発のやり方を痛烈に思い知らされました。
今の日本の会社は変わっているかもしれません。
私は、顧客の要求をもとにトップレベルの要求仕様をまとめてR社に伝えて開発を依頼する立場でした。
顧客とR社、NECとR社の通訳であり窓口であったと思います。
■話せること
合理性
ツールや方法論、文書化などが徹底されていました。
特に今日では日本企業でも当然になっている要求のトレースをツールを用いて確認できる仕組みが構築されていました。
このエビデンスを提示され、内容でOKを出せばその後の漏れの指摘は要求の追加として扱われます。
日本では、それは仕方ないね、という追加も、明らかな仕様追加として扱われ、期間や費用の調整になります。
当たり前ですが、これをシステマチックに実施していました。
非常に勉強になりました。
分業制
マネージメントと専門家とワーカーで分業が行われています。
それぞれが責任もって、それぞれの責任範囲を担当しています。
日本の企業は、特に当時のN社は、エンジニアがマネージメントやある一定の意思決定を行っていたように感じます。
R社は違いました。
意思決定者はPM(プロマネ)だけではなく、費用面は場合によっては財務部門、セキュリティ、法務などの専門家ががっちりとサポートしており、エンジニアやPMがOKでも容易にOKにならない場合がありました。
コミュニケーションは英語
「PJで使う言語は英語」であることが契約書に記載されていました。
商社の通訳は入りますがなかなか伝わらず、エンジニアがつたない英語で調整を行うこともありました。
下手な英語で舐められることも多々ありました。
そんな時にも毅然として交渉するのが重要です。
もちろん、図表や1か0か、〇か×か明確になるドキュメントの作成は重要だと感じました。
そういった方法論やドキュメントの作り方も学びました。
真理値表は非常に有効です。
■その他
それでも浪花節
とは言いながらも、PMやリーダー、担当者と長く付き合うと、お互いの個性を理解しあえます。
お互いにストマック TO ストマック の関係を築くことができました。
プロフィール 詳細を見る
職歴
職歴:開示前
このエキスパートのトピック
-
補償コンサル業にむけたJW-CADの外部変形の作り方について話せます
¥30,000~■背景 30年前に友人の会社(補償コンサル)を支援するために、JW-CADを勉強しました。特に外部変形機能による大幅な業務の効率化を行いました。 ■話せること 補償コンサルで便利なJW-CADの外部変形機能 AWKを使った外部変形の作り方 外部変形の入手方法、使い方 ■その他 そのほか、補償コンサルで使う写真の整理などの業務改善にもかかわった経験があります。
-
補償コンサル業にむけたJW-CADの外部変形の作り方について話せます
¥30,000~■背景 30年前に友人の会社(補償コンサル)を支援するために、JW-CADを勉強しました。特に外部変形機能による大幅な業務の効率化を行いました。 ■話せること 補償コンサルで便利なJW-CADの外部変形機能 AWKを使った外部変形の作り方 外部変形の入手方法、使い方 ■その他 そのほか、補償コンサルで使う写真の整理などの業務改善にもかかわった経験があります。
-
品質会計の実際について話せます
問い合わせ■背景 大規模プロジェクトのマネージメントを通じて、NECでは品質会計というものが用いられています。 ソフトウェア品質会計―NECの高品質ソフトウェア開発を支える品質保証技術 という本も販売されていますのでご存じの方もいらっしゃると思います。 NECでの経験をもとにこの考え方について話すことができます。 ■話せること 品質の見える化ですね。懐疑的な方もいます。うまく使うととても有効ですよ。作者の誉田 直美さんの講義を直接お伺いすることもありました。素晴らしい方です。