テレワーク完全対応の実現
■ 具体的な経験の内容
社内システムを利用するには出社する他ない状況でしたが、昨今の情勢を受け全社的なテレワーク対応を可能にすべく、ネットワーク環境にメスをいれて環境を1から生まれ変わらせました。
■ 実績や成果
社内VPN閉域網を旧来のIPv4回線からIPv6回線へと入れ替えつつ、最新のSD-WAN型閉域網へ完全刷新。
将来的にビッグデータを取り扱う社会に適合できるようなネットワーク環境へと生まれ変わらせることができました。
更に在宅勤務時、セキュアに社内全システムへアクセスできるような環境も併設。
グローバル接続へのセキュリティ対策も回線キャリアに委託できるサービスとなっているため、セキュリティ性も向上し、かつセキュリティ機器の再調達などに要する手間やコストの削減を実現。
■ そのときの課題、その課題をどう乗り越えたか
社内にネットワークエンジニアが不在、かつ知識がなかったため、複数のサービス提供社様のSEと何度も打ち合わせを開き、会議やプライベートあらゆる場で学習、知識を吸収しプロジェクト遂行のための下地を整えました。
提供元選定後は担当SE様と再び繰り返し打合せやネットワーク機器確認を行い課題を洗い出し、ともに解決策を導き出しました。
(課題例)
①旧システム担当者が構築しブラックボックス化していたネットワーク領域の理解と改善方法
⇒専門SEと現場で1つずつ機器チェックを重ね、丁寧に現状のネットワーク構成を洗い出し問題を認識。その上で、要不要を判断し最新技術に置き換える手段を模索しました。
②契約中のデータセンター(DC)内は全てIPv4での通信となっているため、いかにIPv6で繋げるか
⇒各拠点に設置するルーター装置内でIPv6をIPv4に自動変換することで、拠点内の通信に影響が一切でないようにしつつ、拠点間の通信をIPv6に改善することを実現しました。
③Windows10大型アップデートやOffice365通信(OneDrive/Sharepoint/Teamsでのビデオ会議)などによるデータ通信量(トラフィック)の増大にどう対応していくか
⇒WindowsアップデートとOffice365への通信のみ、アプリケーションで認識し、通常のインターネット通信から逃がし別経路で繋げるサービスを利用することでトラフィック問題を大幅に改善できました。
■ 業界構造(トレンド/主要プレイヤー/バリューチェーン等)の知見の有無
法人向け回線キャリアではトップシェアである高信頼性を維持し続けるNTTコミュニケーションズグループと二人三脚でプロジェクトを成功させることができました。
知見、経験値ともにとても信頼のおける担当者様でいらっしゃり、ご紹介も可能です。
■ お役にたてそうと思うご相談分野
テレワークを実現させたい、
将来的にビッグデータを扱う社内に適合できるような頑強なネットワークに切り替えたい、
WindowsアップデートやOffice365の通信が肥大化してネットワークが遅くなっている問題を解決したい、
といった課題をお持ちでいらっしゃればお力になれると思います。
■その他
地域: 東京都
役割: プロジェクトマネージャー
規模: 従業員110名程度、ネットワーク接続拠点数7箇所