一般企業(事務・技術職)における発達障害者への環境整備について話せます
アメリカでは、2020年の調査によると、8歳児の36人に1人が自閉症スペクトラムと診断されています。これは、私たちを取り巻く社会において、発達障害を持つ方が決して珍しい存在ではないことを示しています。
◎Prevalence and Characteristics of Autism Spectrum Disorder Among Children Aged 8 Years
https://www.cdc.gov/mmwr/volumes/72/ss/ss7202a1.htm
発達障害を持つ子どもたちの教育では、早期の療育が重要とされています。これは、適切な環境さえあれば、一人ひとりの可能性が大きく開花することを意味します。
しかし、大人になって発達障害と診断される方も多くいます。彼らに対しては、「本人の努力が足りない」という誤解が生じやすく、訓練中心の支援がなされる傾向があります。しかし、発達障害は、足が不自由な方と同じように、努力だけでは乗り越えられない特性があるのです。
例えば、足が不自由な方が階段を上ることは困難です。しかし、スロープやエレベーターがあれば、移動が可能になります。発達障害を持つ方にとっても、適切な環境が提供されれば、その能力を最大限に発揮できるのです。
CTOという組織の中枢を担った経験から、発達障害を持つ方々が活躍できるような環境づくりのお手伝いをしたいと考えています。 具体的には、以下のような支援が可能です。
・発達障害に関する理解促進: 社内研修の実施や、相談窓口の設置など
・個々の特性に合わせた働き方の支援: フレックスタイム制の導入、リモートワークの推進など
・職場環境の整備: バリアフリー化、コミュニケーション支援ツールの導入など