中国の経理実務や不正防止のポイント、移転価格税制の最新動向について実践的なお話ができます。
■ アドバイスを提供したい方は?
<中国子会社取引の経理責任者もしくは現地の経理責任者>
・中国のビジネス慣習・税務当局の最新動向を踏まえた取引上の課題と対応策
中国の特殊事情や、地方政府の思考方法などを踏まえ、現在取り組むべき事項を現地での財務部長経験に基づいて具体的な課題を貴社状況に応じた整理ができます。中国での独資企業立ち上げ時に自力で地方政府の税制優遇にまつわるリスク管理を検討したので現地で対応すべき事、親会社で担うべき事項の両方を理解しています。最近では移転価格税制のリスク管理体制強化を進めています。
・中国現地スタッフの活用と不正防止
大陸的なそっけなさがありながら、個人的には親密な関係を重視するなどの中国人の思考方法を裏読みして不正を防止する事も必要です。
■ 経験時期
2004年~2006年(中国無錫)
■ 経験部署
コニカミノルタ商用科技(無錫)有限公司(無錫市にある複写機生産会社)
■ 当時の立場や役割
中国子会社では財務部長として会社設立手続き、組織立上げ(採用、教育、経理規定・権限規定作成)。
中国人部員10人程度を使って財務・経理・原価管理・予実管理を統括していました。
帰国後は光学コンポーネント事業部にて中国子会社との取引の経理統制の総責任を負い、近年は特に移転価格税制対応に注力しています。
■中国での具体的な経験の詳細
<全般>
無錫市政府の優遇措置を受け、独資設立した生産子会社の営業許可証など地方政府への届け出、現地銀行、会計事務所の選定、財務部員の採用、各種規定を始めとした経理財務統制の制定を経験しました。
<会社設立>
設立プロジェクトが始まった2004年の時点では社内のノウハウも少なかった為、基本的な事項を整理した上で、現地の邦銀、中国銀行、地元の会計事務所といった関係者に網羅的に相談しながら政府への届け出を完了した為、実践的な知識があります。
<中国でのマネジメント>
中国人は、日本人と考え方が似ていると思い込みがちですが、実際は非常に現実的な考え方を持っていますので、コミュニケーション上の油断は禁物です。また、地方政府は基本的に外国からの進出企業に非常に協力的ですが、いつ、独自に設定した優遇政策を中央政府の指導に従ってひっくり返してくるか分かりません。過去に実際にあった最悪のケースを大手会計事務所のヒアリングをもとに想定し、中国銀行や地元会計事務所からの中央政府最新動向を入手する必要がありました。
■その他
地域: 中国、無錫市
役割: 財務部長
規模: 1,000人程度
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職歴
職歴:開示前
このエキスパートのトピック
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