ISO9000の品質管理システムを経営に活かすアイデアをお話しできます。
■ 具体的な経験の内容
旭硝子の生産子会社にて、液晶用カラーフィルターの品質保証部長(6年間)
旭硝子本体のガラス製造ラインの品質管理責任者(5年間)
韓国ガラス製造会社の品質管理顧問(2.5年間)
東京都の中小企業のISO9001品質管理システムの再構築(1年間)
■ 実績や成果
カラーフィルターの品質保証部長時代には、主要顧客であるサムソン電子と5年間大変緊密な関係を構築できた。
硝子製造ラインの品質管理責任者の5年間では、品質問題発生時の是正処置と工程改善に取り組み、生産性向上を実施した。
韓国では、液晶用板ガラスの品質管理のアドバイザーを務めた。
東京都の企業では、審査を受けるためのみに存在していたISO9001の品質管理システムを、実務に役立つ内容、形態に改善した。
■ そのときの課題、その課題をどう乗り越えたか
カラーフィルターの品質保証部長の時は、お客様との誠実なコミュニケーション関係を築くことに腐心した。
韓国・台湾に有力なお客様が多かったが、「1回/月」の定例会議の実行と必要に応じて臨時の品質会議の開催を励行した。また、問題発生時には、いつでも「24時間以内」の訪問を実行した。
その効果により、サムソン社からは5年間で一度もクレームによる返品はなかった。
硝子製造ラインの責任者のころは、多数の場内請負社員に働いてもらっていたので、「請負社員たちのレベルアップ教育」「作業分析による、品質課題の解決」及び「生産性向上」について、継続的にアドバイスを行い、必要な投資も実施し、成果を達成した。
東京都の企業では、会社規模が小さく人材も十分でないので、「ISOための仕事」をなくし、日常業務の中に「ISOの品質管理システムを取り込める」ようにISOの規程を廃止し、各職場の業務をフローチャート化し、見える化している。会社の品質管理の基本志向を説明している品質マニュアルも全く形骸化しているので、職場で使える形に再構築する予定である。
■ 業界構造(トレンド/主要プレイヤー/バリューチェーン等)の知見の有無
液晶用ガラスの業界/今後のトレンド/加工技術の知見あり
■ 関連する論文やブログ等があればURL
■ お役にたてそうと思うご相談分野
ISO9001を経営の実務に活かしたいと考えている企業様(どんな業界でも)
品質保証体制や品質管理体制を強化したいと考えている企業様(どんな業界でも)
■その他
地域: 横浜、東京、韓国
役割: 製造会社の品質保証部長、品質管理責任者
規模: 500名
プロフィール 詳細を見る
職歴
株式会社 振研
- 2018/2 - 現在
西東京品質管理研究所
- 代表 2009/1 - 現在
三橋事務所
- 技術顧問 2012/8 - 2015/12
株式会社タカギ
- 技術顧問 2009/11 - 2012/3
旭硝子株式会社
- 課長 2003/10 - 2008/10
株式会社安世(韓国)
- 技術顧問 2016/3 - 2007/12
小西六写真工業株式会社
- 研究員 1972/4 - 1984/4
このエキスパートのトピック
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ISO9001 の品質マネジメントシステム構築について話せます
¥50,000~■背景 旭硝子では、板ガラスの量産工程での品質管理及び、品質マネジメントの運用に取り組んできた。 株式会社振研では、振動試験機という少量多品種機器の製造販売における品質マネジメントはどうあるべきかという課題に取り組んでいる。また、少人数である中小企業において、ISO―9001の品質マネジメントシステムを日常業務にどのように活用してもらうかに取り組んでいる。現場の負担をできるだけ軽減するが、日常業務と品質マネジメントが乖離しないような取り組みを考えている。 ■話せること 大量生産型の組織における品質マネジメント(管理)システムとはどうあるべきか? 少量多品種生産型の組織における品質マネジメント(管理)システムはどうあるべきか? 中小企業における品質マネジメントシステムの構築の進め方はどうするのか?少人数組織において、日常業務と品質マネジメントシステム業務が乖離しないで(日常業務に品質マネジメントシステムを利用する)運用していくためにはどうすればよいか? リスクマネジメントの運用の事例。
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ISO9001品質マネジメントシステムの構築及び認証取得支援について話せます
¥30,000~大企業及び中小企業のISO―9001取得の及び維持改善の基本的な進め方を、2015年版の規格に基づいて支援します。 特に、中小企業ではQMS業務に割ける人員に限りがあります。その中で、日常業務を行うことがQMSの実践と一致する業務の進め方を支援しています。QMS推進のための業務はやらない。日常業務(当たり前のこと)をちゃんとやることが、QMSの推進であることを従業員全員にわかってもらう。日常業務に追われる従業員にQMSをやらされ感をを感じることなくやってもらう工夫についてお話できます。