海外富裕層の日本でのインバウンド医療について話せます
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■背景
私は長年、日本企業の海外進出のサポートを行っています。その中の得意分野の一つが医療です。
日本の医療と諸外国の医療を比較し、各国の法規に合致する日本の先端医療ノウハウを現地とのパートナーシップを前提に提供するというモデルを確立し、中国、香港及び台湾でいくつかの取り組みを行ってきました。
逆の意味では、各国ではニーズがあるのにも拘わらず、法的な理由で提供できなかった治療も理解しています。
まさに、そのニーズを満たすことができれば、インバウンド医療は大きく飛躍できると考えています。
周知の通り、各国の医療制度、保険制度は大きく異なります。
日本においては、医療制度が非常に充実しており、厚生労働省の規定する疾患に対してはその規定する範囲の治療のほぼ全てに保険が適用される状況になっています。その為、我々日本人にとっては、医療は収入に関係なく全ての人に同等に提供されるものという認識が定着しています。
ただ、諸外国は大きく異なります。非常にベーシックな治療は医療保険の対象となるケースが多いですが、高度な医療になればなるほど、自費診療が前提となっています。また、その金額は日本で同様の治療を受けるものに比べて高額であるケースが殆どです。
また、日本においては医療保険を適用しない場合において、医師と患者の同意を前提として先端治療の提供が行われています。
それに対してアジアの諸外国は全ての医療行為に対して国の認可が必要なケースが大半で、治療のバリエーションはオーソドックスなものに限られています。
外国人にとっては日本の医療は高度且つ多くのバリエーションを持つ上に、金額的にもリーズナブルに映っているのです。
もう5年以上前の話になりますが、日本の高度ながん治療に希望を抱き中国から日本に渡ってきた友人の妻がいました。大学病院含めいくつかの病院で様々な治療を受けたにも拘わらず、結果、異国日本の地でなくなりました。治療もさることながら、その見取りは非常に困難で家族や担当の医師・看護士に多大な負担を強いるものであることを身をもって経験しています。
日本がどれだけ医療先進国であったとしても全ての病気を治せるわけではありません。加えて、言語や風習の違いは多くのミスコミュニケーションを発生させ、患者と医療従事者の信頼関係に影響することも多々あります。
私自身は医療は居住地と日本双方の良いとこ取りのハイブリッド方式が正解ではないかと思っています。
国内外での医療ビジネス経験により私が感じている理想のインバウンド医療を皆様に共有できればと思っています。
■話せること
「海外富裕層の日本でのインバウンド医療の戦略」についてお話できます。
各国の医療の状況は様々です。ただ、富裕層は常に最良の治療を求めています。
コロナを経験し、健康への意識が益々強くなっている海外富裕層は、治療のバリエーションが豊か且つハイレベルな日本の医療をを求めて来日してくると予想します。
その際に、どのような治療プログラムを組み立て、どのように限られた時間で円滑の治療を提供するか、またどのように彼らにアプローチし、どのように治療費を受け取るか等戦略と枠組みを作り上げることが日本側の課題になります。
加えて、インバウンド医療を安定的な事業とする為には単発的な治療の提供だけでなく、継続的なモニタリングや母国医療機関との協力関係構築も重要なポイントになると考えます。
ポストコロナの日本で、私が考える理想のインバウンド医療の進め方を皆様に共有させて頂き、インバウンド医療事業がの皆様の安定的な収益の確保のツールなれば幸甚です。