植物工場から6次産業化まで農業関連全般の経験ノウハウありますについて話せます
我が国の農林水産物の総売上は約9兆円。これに対し、食品加工業・飲食業等の食関連産業全体の総売上は、約90兆円といわれている。これは、工業製品とは違い、自然との闘いの中で長いものは数年の時間を費やした産物が如何に安く販売されてしまっているかの裏付けでもある。これに対し、農業用資材は、他の産業資材に比べ、明らかに高額である、つまり、最も高い資材を使って、最も安い農産物が生産されているという現実がある。
このような構造的に儲からない業種となっていては、農業改革を進めようといくら行政が旗振りをしても、そこに本当に従事しようという人たちが増える事はあり得ない。そこで、この収益構造を見直し農林水産業従事者以外の売上となっている部分を他にゆだねず、農林水産業者自身の手で収益の川上から川下までを行う事が出来れば収益構造は劇的に変化すると思われる。この考えによって、6次産業化が提唱されているが、これは、言い換えれば、総合食糧供給業化ともいえる。
これに携わる人は、人々の生命を預かる労働者であり安定した農業生産従事雇用型労働者(以下これをサラリーマンならぬアグリーマンと呼ぶ)であるべき、各大手企業はアグリーマン部隊を常設し企業が雇用する社員及びその家族に安定した食糧供給をする責を課すれば、我が国の農地が有効に活用され耕作放棄地問題の解決、強いては農地により保たれている我が国の国土の治水による保全対策にも大きく貢献すると考える。
これが実現されると、すべてにおいて自己管理が可能になるので、生産物の安全性が担保され、現在起こっている様々な青果物に関連した不安を払拭し、真の安心・安全な食料を提供できることとなる。
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