システム開発における上流設計についてお話できます

■その他
どちらでご経験されましたか？: 大阪府立大学 助教
いつごろ、何年くらいご経験されましたか？: 2010年4月から継続中
その時どのような立場や役割でしたか？: 超小型衛星プロジェクトの責任者（決裁権限有り）として、システム設計、構造解析、プロジェクトマネジメント、JAXAおよびNASAとの交渉を担当しました。
また、企業との共同研究で、衛星開発キットの開発も行いました。
大学生・院生向けにシステム思考教育を3年間担当しています。
得意な分野・領域はなんですか？: システム・モデリング、プロセス・マネジメント、システム思考教育、振動解析・構造解析
この分野は今後どうなると思いますか？: 複雑なシステムを短期間・低コストで実現するために、システムの上流設計は、今後益々重要になってくると考えています。これまで、ひとりのエンジニアの頭の中にしか存在していなかった、システム開発の全体像や勘所を可視化し、チームで共有することで、新たなコラボレーションが生まれ、企業の競争力につながっていくと考えています。可視化と共有のコア技術がモデリングであり、私と６名の仲間は、そこにいち早く着目し、革新的なシステム・モデリングツールを開発し、起業しました。
誇りに思う成果はなんでしたか？: 成功率50 %以下と言われる中、大学生・院生のプロジェクトメンバーと共に超小型衛星をゼロから開発し、ほとんどのミッションを達成させるまで導いたことです。また、その後も継続して衛星開発を行っていける基盤を築いたことです。