住宅空間、商業環境における照明の役割とその効果をお話します。について話せます

・商環境（物販店、飲食店、ホテル・レジャー施設等）の照明設計。住環境（商環境の照明ノウハウを住環境に移植し演出中心）の照明設計。スキー場のナイター照明設計を軸に施設の空間デザインをトータルプロデュースの業務を経験、継続中。
・コーヒーチェーン店（上島珈琲、カルディーコーヒー）の新店の照明設計と空間デザインに参画。西武百貨店、パルコ全店舗の省エネ化に伴い、PHILIPS社等の協業を得て、既存対比70％以上消費電力減を達成。また、スキー場のナイター照明のLED化を全国で先駆けて導入し、現在まで、3つのスキー場の施工実績と11のスキー場の事前調査や照明設計業務を経験。
・商環境の照明設計では、メーカー各社の類似同等品をピックアップし一堂に会し比較検討を実施。これはメーカー各社も自社と他社の比較が出来る機会として注目を浴び、来場要望も多いことから数年に渡り年に1回実施。メーカーの相違や課題をフィードバックし品質の向上につなげた。また、スキー場のLED化では、劣悪な環境下でも耐え得るかの判断をする為、2年に渡りスキー場の現場で数社の照明器具で実験検証を行い、それを基に照明設計と推奨器具を選定した。
・今後の照明業界の在り方は、各照明メーカーがカタログで販売することに加え、IoTとの連動や建材、壁装材やキッチン等の商材に照明を組み込み、インテリアのデザインの一部としての役割を果たすことが求められると考える。明るさを求める時代から省エネ時代に移り変り、今後は空間デザインや心地良さを追求するアイテムの一つとして位置付けられると予想します。
・日常生活を営む上で照明は不可欠な要素です。滞在時間の長いオフィスと家の空間が心地良いと生活の質も向上すると考えます。また、商環境（スーパー、レストラン、宿泊施設等）の空間には数え切れないほど多種多様の照明達が様々な形で設置されています。そして照明の数だけ照射範囲に合わせた役割と効果が備わってます。照明は、どの分野においても必要な要素であり、空間に合わせた計画や設計をする事で空間が大きく変わる力があります。分野に合わせた照明計画から空間デザインまでを可能な限りお話し致します。

■その他
どちらでご経験されましたか？: 株式会社遠藤照明　 照明営業/設計
株式会社パルコスペースシステムズ　照明設計
いつごろ、何年くらいご経験されましたか？: 1998年〜 2008年　株式会社遠藤照明　照明メーカーでの営業と設計
2008年〜2014年　株式会社パルコスペースシステムズ　内装設計施工業者での照明設計と新規プロジェクト参画
2014年〜現在　株式会社灯り計画　商環境、住環境、スキー場空間の照明設計
その時どのような立場や役割でしたか？: 遠藤照明ではチームリーダー。パルコスペースシステムズでは照明設計業務と新規事業の責任者。
得意な分野・領域はなんですか？: 得意分野は商環境、住環境の照明設計。　インテリアや空間デザインの引き立て役を照明が担うべきと考える。感情に響く照明計画を目指す。
この分野は今後どうなると思いますか？: 照明業界は爆発的に成長する分野ではないと考えるが、LED照明の登場で照明器具の小型化が加速し多種多様の器具が販売されるようになりました。これをきっかけに、明るさを求める機能にプラスする要素として空間のデザインを創る上での重要アイテムとして照明効果は期待されると予測します。ゆえに、様々な業界や分野との協業が可能であり、伸びしろは他業種との交わり方次第ではないかと期待を膨らませる。
誇りに思う成果はなんでしたか？: 大規模省エネプロジェクト。（LED化需要）業界に先駆けてPHILIPS社から発売予定の省エネ効果が大きく期待できる（消費電力約85％減）のランプに目を付け、商業施設で一番多く採用しているランプに適応出来る事を確認した上で、先行発注をし、他社の追従を未然に防ぎ大きな売り上げと利益を確保した事。
スキー場のナイター照明のLED化プロジェクト。大型投光器照明のLED化を日本で先駆けて施工。2年間の実験を重ね、劣悪な環境下に適応でき且つ照明設計が可能な器具を作ったこと。メーカーとの協業で不具合を潰しながら実用化に向けて生産を可能にした事。

役割: 主に商業環境の照明設計と現場監理を経験　/　営業サイド
規模: 遠藤照明、パルコスペースシステムズ共に500名程、遠藤照明では、各業界の施主、建築や内装設計事務所、電材店、乃村工藝社、丹青社等の大手内装業者、また、パルコスペースシステムズでは、上島珈琲、カルディーコーヒー、西武百貨店、パルコの照明設計業務を経験。現在（灯り計画）では、主にスキー場のナイター照明設計、商環境の照明ノウハウを基にした住環境の照明設計を新たに加え展開中。