医薬品、医療機器業界におけるソーシング(調達)業務全般と外部業者の選定についてお話できます
製薬会社、医療機器会社、CRO、SMOで勤務した実績から、医薬品、医療機器の開発を行うベンダー選定戦略について、依頼者側(製薬会社)と依頼される側(CRO、SMO)の両面からお話する事ができます。
■その他
この分野は今後どうなると思いますか?: 医薬品については、生活習慣病などのブロックバスターの開発が一巡し、今後は抗がん剤、中枢神経系、ALSや加齢黄班変性などの希少疾患にシフトしていくと思われます。そのため、開発の難易度も上がり、製薬、医療機器メーカーは開発部隊を固定費として社内に持たずに、変動費としての外注比率が上がっていくと想像されます。また、医療機器については、国の産業活性化のフォーカスエリアのひとつにも挙げられており、異業種からの参入を含め、ますますプレイヤーは多様化していくことと想像されます。これらの臨床開発を受けるベンダーはより高い専門性とリソースの柔軟性を求められるようになると思われます。
誇りに思う成果はなんでしたか?: 製薬会社の臨床バイヤーの責任者として、外部ベンダーの統合を計画、実行しました。それまでは各担当者が個別にベンダーを選定していたことで十分なスケールメリットが得られず、業務の習熟度も上がらない状態でしたが、1年以上のセレクションを経て最終的に品質、価格、デリバリーの面から最適なベンダーを選定する事ができ、約20%のコストダウンを実現しました。
どちらでご経験されましたか?: ベーリンガーインゲルハイムジャパン株式会社 購買部/グループマネージャー
いつごろ、何年くらいご経験されましたか?: 2011年4月 〜 2014年9月
その時どのような立場や役割でしたか?: 製薬会社の臨床開発バイヤーの責任者として最終決定権を持ち、医薬品、医療機器のベンダー(CRO、SMO、Labなど)の外注戦略策定と実行、契約交渉などを行っていました。
得意な分野・領域はなんですか?: 医薬品、医療機器の臨床開発をサポートする各種ベンダー(CRO、SMO、Labなど)の選定と条件交渉。国内、国外問わずベンダーとのコネクションや情報を持っています。
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職歴
職歴:開示前
このエキスパートのトピック
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CROのビジネスモデルについてお話できます
¥30,000~■ 競合CROの分析を行い、自社の差別化要因を探索しています。その分析結果に基づき競争戦略を策定し、実行も担っています。 ■ 在籍中、前年比二桁成長を継続しています。 ■ コモディティ化されつつあるCROの業務にいかに付加価値をつけるか、が戦略策定の課題です。初心に帰り、顧客ニーズの洗い出しを行い、顧客への利益貢献という観点からの戦略が描けました。 ■ 現在CROに在籍していることに加え、以前はCROを管理するスポンサーのバイヤー経験もあるため、より幅広い業界構造の知見を持ち合わせています。また、日常的に競合の分析も行っているため、トレンドやプレイヤーのなどの最新知識も持ち合わせています。 ■ 新規参入されるCROに対する助言。業界の将来像(ITなど新しい技術を使った新ビジネスモデルや、業務効率化など)に関する助言。
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SMO(Site Management Organization)における業界全般(市場、業務プロセス革新、ネットワーキング、など)についてお話できます
¥30,000~SMOでの事業計画の経験があり、販売戦略の実行も行っていたため、業界内にコネクションがあり、ファクトベースの業界情報に詳しいです。また、協同IRBやITを使ったリモート作業などの業務プロセス導入の創成期に従事していたため、現在スタンダードになっている効率化された業務プロセスについて実体験を交えてお話できます。
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眼科用医療機器(眼内レンズや白内障治療機器など)における製品開発戦略、販売マーケティング戦略についてお話できます
¥30,000~眼科系医療機器を上市、販売した経験から、規制要件を考慮した開発戦略や眼科医が求める製品スペックを意識した製品マーケティングに関してお話できると思います。