電子デバイス関係の研究開発と新規事業における研究開発テーマの発掘・企画、研究開発の推進、その事業化についてお話できます
①光通信用超高速モジュール:化合物半導体デバイスを用いた光モジュール事業
②人体通信、4Kデジタルシネマ、ヘルスケアデバイス:新規事業への挑戦と異業種との連携
③SiCパワーデバイス:オープンイノベーションの推進、業界団体委員会委員
④LED照明:グループ、パートナー、行政との連携
⑤圧電型センサデバイス:動作原理の理解とキャッチアップ
⑥化合物半導体デバイス:技術開発と複数社への技術移転、学会活動
⑦技術調査:学術論文、展示会情報、公開情報、特許情報などを用いた技術・市場動向調査
■その他
どちらでご経験されましたか?: NTT:日本を代表する巨大企業と巨大研究機関
NTTエレクトロニクス:NTTグループ企業の中では唯一のデバイス関係の技術ベンチャー
新日本無線:アナログICを主体とする中堅電子デバイスメーカ
KMY技研:個人事業
いつごろ、何年くらいご経験されましたか?: 主として新規電子デバイスの研究開発とその事業化に39年間従事
その時どのような立場や役割でしたか?: 1993年以降はプロジェクトリーダ、研究開発部長、チーフプロデューサおよび事業部長として、研究開発の推進・統括、各種新規技術の事業化企画推進責任者、あるいは事業責任者として新規開発テーマの立案とその推進、事業化企画および事業の責任者を歴任
得意な分野・領域はなんですか?: 半導体などの電子デバイス、光デバイス、次世代パワーデバイス、圧電型MEMSセンサが得意な分野であるが、事業ではそれらを用いたモジュールを担当。光通信システムやそれを用いたサービスについても経験あり。
最近はIoT、5Gや自動車関係の依頼が多く、それに関係した各種調査および研究開発支援。
この分野は今後どうなると思いますか?: 今もてはやされているIoT関係で日本の強みは多様なセンサデバイスに関する技術蓄積と実績である。IoTでサービスプラットフォーム(PF)のデファクトスタンダートを提供するものが、次の10年の世界を支配するといわれている。必ずしもソフトやサービスレイヤのプレイヤーがPFを提供するわけでなく、アップルの例にあるようにハードのプレイヤーにもチャンスは等しくある。センサとなる可能性も否定できない。技術者にとって、わくわくする変革の入り口にある時代であると感じている。
誇りに思う成果はなんでしたか?: 2000年前後の超高速モジュール事業はNTT研究所時代に本人が発明した超高速デバイスを核に、当時急拡大していた超高速光通信の普及をけん引した大変忙しい時代であった。その中で事業を約2年で100億円近くまで成長させたのは最大の成功体験である。また、その後の新規デバイスの開発と事業化では、オープンイノベーションや早い段階からのパートナーや顧客との連携を進めたのも、これからの時代に合った経験であった。
地域: 首都圏
役割: 事業部長
規模: 新規事業の立ち上げ
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職歴
KMY技研
- 代表 2017/5 - 現在
日清紡マイクロデバイス株式会社
- 部長 2008/11 - 2017/4
NTTイノベーティブデバイス株式会社
- 事業部長 2005/7 - 2008/10
- 事業部長 など 1999/7 - 2003/6
NTT(持株会社)
- チーフプロデューサ 2003/7 - 2005/6
NTT(持株会社)
- 研究部長 など 1980/4 - 1999/6