自動車用エンプラ・樹脂・ゴム材料選択、材料開発製法、海外生産について話せます

エキスパート

氏名:開示前


PA46について
DSM社のみが有する戦略的な材料Stanyl(ナイロン46)を主に自動車メーカーに市場開発し、売り上げを伸ばした。2000年には年間200トンであったものを2007年には年間3000トンに伸ばした。主な部品はエンジンカムチェーンテンショナー(T社、B社)ETC駆動ギア(D社、A社、H社)スターターモーターギア(M社)、各種軸受け、ベアリング会社(N社、NT社、J社など)自動車の摺動部品を徹底的に攻めた。

PA6/66(アクロン)
会社方針として、世界で大規模なPA市場を手に入れるため、限定的に大手顧客に限りPA6/66を市場調査、物流の拡充、販売体制を整えた。

PBT(Arnite)
主に電装および制御関係部品の欧州系の日本企業に販売し、ポートフォーリオを充実させた。

TPEE(Arinitel)
難易度の高い等速ジョイントブーツに狙いを定め、ブーツ5社を攻めた。1社は、H社軽自動車に全適用になり、
他の2社も材料認定までいただいた。非常に有意義な仕事であった。

■その他
どちらでご経験されましたか?: DSMジャパンエンジニアリングプラスチック 技術開発マネージャー
いつごろ、何年くらいご経験されましたか?: 2000年11月 〜 2007年6月
その時どのような立場や役割でしたか?: Nylon46、PBT、ポリエステルエラストマーの技術開発マネージャー
日本およびアジアを守備範囲として、高耐熱、高摺動材料であるNylon46材の技術開発マネージャーを担当した。
PA6/66の先行市場販売
得意な分野・領域はなんですか?: 自働車エンジン系部品、排気系ダクト類、ベアリング部品、電装系樹脂部品
等速ジョイントブーツなど駆動系部品などへ樹脂化提案および開発。
樹脂の自動車用マーケティング
この分野は今後どうなると思いますか?: 電気自動車化にともない、高耐熱Nylon46は、微増か減少。
エンプラに関しては、電動化もあり5-10%の伸び
誇りに思う成果はなんでしたか?: 1)エンジンタイミングベルトからチェーンへの変更に伴い、Nylon46が急激に増加させることができた。
2)電子スロットルの普及にともないNylon46製ギアが急増させた。
3)等速ジョイントブーツに日本でDSM製Arnitelが採用され、販売量を大きく伸ばした。
地域: 日本、アジア、US,EUの日系企業
役割: 市場開発、ビジネスの拡大、物流、品質管理体制の確立、KEY-PLAYERとの緊密なコンタクト
規模: 8000人

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氏名:開示前

学生時代(学部および大学院)は高分子化学を学び、三井東圧化学でPPの研究開発を経験した。本田技術研究所にて、自動車本体および自動車部品の金属から樹脂への代替作業に携わり、多くの汎用樹脂から高機能性樹脂を取り扱うと同時に、海外材料の評価、採用作業に従事した。その後、イタリア、オランダ、英国、米国のエンジニアリングプラスチック会社で、技術、市場開発、新規製品開発、クレーム処理等に携わった。自動車ー非金属有機材料ー部品開発―海外現地化対応には多くの経験を持ち、自信をもって実務ベースでコンサルタント業務をこなせます。


職歴

ポリマーコンサルタント

  • 個人企業主 2017/4 - 現在

セラニーズジャパン株式会社

  • エンプラ自動車方面開発部長 2010/1 - 2015/1

ビクトレックスジャパン株式会社

  • PEEK材自動車部門長 2007/7 - 2009/12

DSMジャパンエンジニアリングプラスチック

  • 技術開発マネージャー 2000/11 - 2007/6

EniChem Japan

  • 技術・開発マネージャー 1991/7 - 2000/10

株式会社本田技術研究所

  • 材料研究開発ブロック 研究員 1982/5 - 1991/6

三井東圧化学株式会社

  • 研究員 1979/4 - 1982/4
  • 学生 1973/4 - 1979/3

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