上場企業から中小企業まで製造業におけるトヨタ生産方式(TPS)をアレンジした工場改革・改善についてお話できます
フジテック株式会社に入社以来、回転機部で現場作業(フライス盤・旋盤など)を3年経験し、その後は、生産技術部門で機械工場の合理化を3年間担当しました。レイアウト変更などによる多能工化実施・設備計画などが主な業務でしたが、特筆すべき成果として、一筆書きU字ラインを計画し、レール工場の能率を1.9倍に向上致しました。1年間効率推進プロジェクトチーム専任となり業務革新を推進した後、生産技術部門で塗装工場の新設備ラインを計画し,設備完成後は立ち上げと生産革新を実践するため塗装課長を5年間務めました。その間、リードタイムを40%短縮し、防錆性能を約3倍まで向上致しました。塗装工場が軌道に乗った後、アメリカ工場に6年半工場長として出向し、工場を軌道に乗せました。
帰国後は、TPM(Total Production Management)推進室長として、4年間トヨタOBのコンサルタントと共にTPSを全工場に展開しました。また、間接部門に関しても外部コンサルタントを招き全社に業務革新を展開しました。 その後、TPM推進室・生産技術部・品質管理部を統合した生産技術センターが組織され、2年間生産技術センター長としてQCDを大幅に改善しました。
資材部長として部門統括と海外調達を推進した後、総合企画部長として中期経営計画、年次計画の策定とフォローを2年間実践し退職しました。
役職定年を機に、他の業界でのものつくりを経験しようと、株式会社昭和化学機械工作所に製造部長として入社し、工場の基盤整備としての5S、TPSをメインとする生産革新を強力に実践し大幅なQCD改善を図りました。
その後、執行役員製造統括本部長として3年間、設計・購買・生産の統括をするとともに、社長補佐として中期経営計画・年次計画の策定を行い、2013年9月から取締役生産本部長として現在に至っております。
成果としましては、生産能率20%向上、調達費10%削減、在庫44%削減、仕損(設計ミス、工場内での製作誤りによる損失金)50%削減などが挙げられます。
■その他
どちらでご経験されましたか?: 株式会社昭和化学機械工作所 取締役生産本部長
いつごろ、何年くらいご経験されましたか?: 2009年6月 〜 2016年12月
その時どのような立場や役割でしたか?: フジテック株式会社 生産技術センター長 生産技術・品質管理統括
株式会社昭和化学機械工作所 取締役生産本部長
得意な分野・領域はなんですか?: バックボーンは生産技術でトヨタ生産方式(TPS)をベースとした生産革新が得意分野ですが、広範囲な職務を経験し、業務革新・生産革新等スキーム作りから運用への落とし込みまで実践してきました。
また、1部上場企業と中小企業を経験し、生産形態もある程度の標準品と完全な受注生産によるプラント双方を経験したことにより、それぞれに最適な生産革新を実施することができます。
誇りに思う成果はなんでしたか?: 1部上場企業と中小企業を経験し、生産形態もある程度の標準品と完全な受注生産によるプラント双方を経験したことにより、それぞれに最適な生産革新を実施することができます。
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職歴
合同会社モノづくり総合研究所
- 代表社員 2021/1 - 現在
モノづくり総合研究所
- 代表 2017/3 - 2020/12
- 代表 2017/3 - 2020/12
株式会社昭和化学機械工作所
- 取締役生産本部長 2009/6 - 2017/3
フジテック株式会社
- 部長 2007/6 - 2009/6
フジテック株式会社
- 部長 2006/6 - 2007/6
フジテック株式会社
- センター長 1996/6 - 2004/6