巨大な生産管理システムをホストからサーバー系SAP-ERPへについて話せます
¥40,000~
■背景
国内最大手の航空宇宙機器製造会社(重工社の1事業部門)の製造部門で生産管理を統括しておりました。生産レートの大きく異なる民間航空機、ロケットなどの数万種におよぶ部品を混載で量産し、膨大な生産管理データを統べるために旧来のIBMホストコンピューターの生産管理システムを使用していましたが、他事業で脱ホストが進む中で、その使用料の按分負担が巨額になり、航空宇宙機器事業でもサーバー系の生産管理システムに移行することとしました。具体的には生産管理の複雑さをダウンサイジングしながらSAP-ERPに移す活動を主導しました。その際に単にシステムを乗せ換えるだけではプロジェクトは成立せずに、生産管理や現場管理の実作業の実態を分析し、無駄を見つけて省くことで単純化し、業務シナリオを刷新・構築しながらシステム要件を作り上げていきました。EPRを動かすために必要なデータや周辺システムの整備も統合的に整備することで、数十年できなかったシステムの脱ホストを達成しました。その後、実稼働後に発生する各種トラブルにも対応して、上手く生産に供するようにしました。
■話せること
・生産管理改革の実行ステップとその実態、課題、対策
・生産管理システムの種類や特徴、業務階層ごとの役割に基づく選択基準
・IBMホストを用いた生産管理システムの特徴や実態
・SAP-ERPの導入および使用しての評価
・巨大な生産管理システムの単純化
・生産に用いる帳票類の電子化と生産実態のデータ把握
・MESとの連携、生産実行系システムの構築