ポストオフによる心理的危機の乗り越え方について話せます
■背景
25年3月まで新卒で入社した企業の営業担当マネージャーとして勤務、4月よりポストオフとなった。
社内のシニア研修にて23年頃からポストオフ時期厳格化は明示されていたので、研修を受けながら何か自身が取り組めることがないかを模索していた。
研修内で知り合った過去の同僚の勧めに乗って、さまざまな研修や地方創生企画に参加した。
また、自身の興味があったカウンセリング方面の知識を高めたいと考え、講座参加だけでなく実地の現場を学びたくボランティアとして老人ホームや障がい者施設での傾聴ボランティアに参加することで経験値を高めた。
以前から興味があった保護犬の里親会にもボランティア参加し、NPO活動への認識も深めることができた。
会社から応募型研修として参加した社会人講座で知り合った方から副業の情報を聴き、24年10月から業務委託契約で開始。
各種の講義に参加していくことで、地域の人脈も増えて次々と連携が深まっている。
ポストオフは理解はしていたが、直面してみると喪失感も大きく、周囲からの孤立感や自尊心の低下などに見舞われたが、社内外に広げていた人脈の中でさまざまな人と話すことでレジリエンスを活かすことができ、短期間で自分のできること、会社として期待されていることを認識でき、周囲の支援のもと活発に活動範囲を広げている状況。
現在は社内の新設DEI部署にて若手や転職者の業務スキル向上、各種課題解決をライン上のマネージャーと協力して支援する役割を果たしつつ、地方企業の副業支援、ボランティア団体でのリーダー役、保護犬の里親など、社内外で今まで獲得したスキルを活かして新しく広がった役割を前向きに受け止めて日々生活している。
■話せること
講演会での発表内容のプロット(直近実施例)
対象 一部上場企業の組合員向け
年齢層 23歳から65歳までの一般職
主たる聴取層 45−60歳 シニア層
狙い シニア層が自発的、積極的に業務参画したり、成長意欲を向上させたい
講演時間 45分程度
講演者
属性 元管理職、ポストオフ後、若手の成長支援担当
個人属性 地方勤務長く転勤経験あり、鬱による休職歴あり、関連会社出向経験あり
業務的評価 営業的な数値目標は達成、評価は直近は高かった
直近注力していること 社外での越境研修、副業、ボランティア活動(高齢者傾聴、保護犬活動)
カウンセラー上位資格取得にむけ受講中
業務でのPCスキル向上
保有資格 キャリアコンサルタント、産業カウンセラー
講演会の過去の経緯
組合としては、シニア層の啓発を期待しているが、思うように機能していないらしい
過去は退職後、職務で得たスキルで多くの企業の顧問として収入を得ている悠々自適な先輩社員が発表していたが、否定的意見が多かった様子
成功体験の発表は、自分の置かれた状況と比較して「違い」の方が先に来てしまうので、自発的行動に繋がらない様子
シニアになると業務が補助的なものになり、社内業務で主体的に動きづらい傾向
それまでの業務と変化することでの疎外感、孤立感、時には自己肯定感の低下を感じてしまう事もある様子で、そこを直視したくないので成功者に対して否定的反応になりがち(酸っぱい葡萄のエピソード)
狙いたいこと
こういうことなら自分でもやってみれるかもしれない
わからない事があったら、聴ける人がいる
一緒に動いてみようかなと思える
外の世界を見にいくのは、自分が役に立つという自己有用感に繋がる
上記のような基本設計から、開催される方が聴取者属性により伝えたいメッセージを調整して講演します。
■その他
宮城県気仙沼市 さとやま越境シェアプロ活動を認められ、朝⽇新聞社雑誌「AERA」に記事掲載
https://dot.asahi.com/articles/-/249444