法人営業、営業戦略、組合対応、労務、MVV策定、組織文化浸透について話せます
■背景
私は事業会社にて、法人営業職として現場での販売戦略立案・提案活動を行ってきました。また労働組合のトップとしても活動し、経営判断と密接に向き合いながら、労使間の交渉・対話にも従事してきました。
法人営業では、複数の大手流通企業への提案を担当。商品販売にとどまらず、顧客の戦略に踏み込んだ売場提案やカテゴリ育成、収益改善施策に関与してきました。価格交渉だけでなく、粗利・在庫回転・広告予算など、財務指標も意識した提案活動を重視していました。
一方で労働組合では、経営陣との定期協議や春闘交渉、組合員からの相談対応、方針書の策定に加え、MVV(ミッション・ビジョン・バリュー)の策定・再定義プロジェクトにも関与。組織の方向性をメンバーとともに言語化し、会社との接点を持ちながら現場の納得感を重視した運営を心がけてきました。
また、労務面では、働き方改革に関する制度提案や、評価・処遇に関する課題の構造化、組合員意識調査の設計・分析なども担当しました。現場の声と経営の論理を接続する「翻訳者」のような立場での経験が強みです。
営業・労務・組織文化といった異なる領域をまたぎながら、組織をよりよくするための実践を続けてきました。組織フェーズとしては、成熟した大手企業でありながら、事業構造や人材マネジメントの転換期にあります。そうした「変化の過渡期」における課題の実感と、それに向き合う泥臭いリアルが私の経験の源泉です。
■話せること
以下のようなテーマで、実体験をもとに具体的な相談に乗ることができます。
1. 法人営業戦略と提案スキル
価格競争に陥らない提案方法や、顧客の経営課題に踏み込む提案づくり、社内利益と取引先ニーズのバランスのとり方など。営業数字に加え、粗利・在庫・チャネル戦略をどう組み立てるか、PL思考での営業活動についてお話できます。
2. 労働組合との向き合い方(経営・現場双方に向けて)
労働組合役員として、経営層との信頼関係構築や交渉戦略、組合員の納得感を生む伝え方などを実践してきました。労使関係の改善や、制度変更時の組織的合意形成の進め方、現場との対話の設計についてもアドバイス可能です。
3. MVV策定と浸透プロジェクトの進め方
会社や組織のMVVを、トップダウンで「掲げる」だけでなく、現場とともに「つくる」プロセスをどう設計するか。私自身、若手~中堅メンバーを巻き込みながらMVVを再定義し、それを組織施策や人材戦略と接続させていく活動を進めました。その際の進行ステップ、会議設計、言語化のフレームなど、具体的に共有可能です。
4. 労務課題の可視化と構造化
「なんとなく不満がある」という現場の声を、構造的に捉え、経営と議論可能なレベルに整理するプロセスを支援できます。調査設計やインサイト抽出、対話型ミーティング設計の経験もあります。
5. 組織文化浸透と現場実装の工夫
経営側からのMVV提示に留まらず、現場の言葉で再翻訳し、自分ごととして浸透させるための工夫(ミーティング設計、行動指針の言語化、ピア・フィードバック導入など)。
「浸透させるには制度よりも空気を変えることが先」という考え方に基づく実践知も共有可能です。
単なる制度論や理想論ではなく、「現場を動かす」ための実践知をベースに、相談者の組織の状況にあわせて柔軟にお話しできればと思います。