社会課題を克服する事業の立ち上げ方について話せます
■背景
実は私には、のちに大臣表彰に至った社会事業(児童養護施設とのふるさとづくり)の立上げにあたって、当初全く理解や信用を得られず解散寸前に追い込まれた経験があります。
その原因は、私自身にありました。社会にいいと思われていることを自ら進んでやれば社会課題は解決するという思い込みに囚われていたのです。対象者、協力者、支援者などが本当は何を求めているのか、何が社会課題の克服を妨げているのか、どうすれば本当に課題の克服につなげられるのかといったところが深く考えられていませんでした。
その後20年近くかかってようやく、真に社会課題を克服するためには『開拓者精神の発揮』こそが肝要というところにたどり着きました。それは、社会、企業・団体、自分に埋もれた資源を再発見すること、自らが率先して試行錯誤して共感する仲間を巻き込んでいく過程に大きな価値があること、目指すところを周りにしっかりと伝えていくことなどです。
今、社会課題の克服について多くの企業や団体は強い関心を持つ一方で、大いに迷っているように見えます。何をしたらいいかわからなかったり、外からの見え方ばかり気にしたり、お金をかけても大した成果が感じられずにいたり。また、創業者の社会貢献の理念を受け継げずにさまよっているところもたくさんあります。
そのような方々にはぜひ私のように膨大な時間や手間をかけることなく、社会や自社、自分のなかに埋もれた資源を再発見し、誇りややりがい、帰属意識も高めながら、自社ならではの理念とやり方で社会課題を克服できる活動や事業を少しでも早く立上げて継続して成果を出し続けていってほしい。多くの社会課題の克服はもはや待ったなしの状況だからです。
そのために、私は社会課題に立ち向かおうとする企業や団体の方々に、「開拓者精神の発揮」を通じてこころ豊かな暮らしや社会を自ら実現する支援をしています。
■話せること
2009年、私(堀崎茂)は、「子どもの虐待・貧困」と「荒れた山林・空き家」という一見異なる分野の社会課題を一石二鳥で克服しようとたった一人ゼロから活動をはじめました。
いまはNPO法人東京里山里山開拓団を代表として運営しながら、たくさんの企業・個人からの協力に恵まれて成果を上げ、環境大臣&厚労省表彰や環境白書紹介までいただけるようになりました。
でも、そこに至るまでに、20年近くの時間がかかり、たくさんの失敗や試行錯誤をしてきました。
それがどうやって乗り越えられたのかについての気づきを集大成しましたのが、「開拓者精神の発揮」をキーコンセプトとした社会課題克服のための講演・研修・コンサルティングプログラムです。
開拓者としての視点、考え方、実践こそが、混迷を極める多種多様な社会課題を最もいい形で克服する「共通鍵」になると考えているからです。
当方が講演・研修・コンサルティングにて一貫してお伝えしているのは、参加者自身が社会課題を克服できる開拓者となるための実践方法です。その骨子は以下の通りです。
1.開拓者の目線を身につける
・社会課題の現実や背景、原因を深く理解する
・現代都市社会の固定観念にとらわれない
・埋もれた資源に新たな価値を見出す
2.開拓者の姿勢を身につける
・困難に絶望せず楽しみさえ見出す
・課題克服に向けてまず自ら着手する
3.開拓者らしい目標を立てる
・人の心を動かす目標を立てる
・自分の言葉で伝えられる目標を立てる
・めげずにやり続けられる目標を立てる
4.開拓者らしく実践する
・失敗も恐れず自ら試行錯誤する
・お互いに協力し合うチームを作る
・心豊かな暮らしや社会を自ら創り出す
■その他
個人事業サイト https://kaitaku.web.fc2.com/index.html
NPO法人東京里山開拓団サイト https://satoyamapioneers.web.fc2.com/