プラント・施設建設に関する調達業務について話せます
■背景
大学院卒業後、総合エンジニアリング企業の日揮株式会社に2022年に入社。新工場建設PJTの調達担当として、生産機器や製造設備の資材発注実務や原価低減活動、PJTのコストマネジメントに2年間従事。その後、建設現場に駐在し試運転業務や工程管理業務を6ヶ月間担当。2024年9月からは、新工場建設PJTの積算業務から調達業務まで一貫して従事しております。
・新規発注先の開拓
過去の取引が多い協力会社の選定が従来であったが、槽製作の新規業者を採用することで価格低減を図った。企業HPや展示会で見つけた業者に自社の業務遂行方法や図書・製作工程管理を詳しく説明した。また、加工品についてはサンプル製作、現地工場視察を通して品質の担保も行った。結果、新規業者への発注による価格低減が実現した(1,000万円の減額、総発注金額の10%)
・原価低減活動
見積金額が実行予算から約10%程度超過している状況であった。協力会社と打合せを複数回設定し価格高騰理由をヒアリングした際、慣れない業務のリスクを大きくコストオンしているとわかった。役務区分を変更するために社内調整し各所での交渉を自らリードした。結果、協力会社の懸念点を払拭でき、自社発生額を含めて初期金額から約8百万円の減額(15%の減額)ができた。
・顧客へのVE/CD提案
顧客予算に対してPJT予算が超過している状況であった。自身で図面や機器仕様書を確認し、類似の配管・機器構成を複数作るユニット化を社内設計部署に依頼した。並行して対応可能な業者のヒアリングや社内関係部署含めた打合せを設定し実現可能性を議論した。その後、追加となる社内工数を含めた原価低減効果をまとめ顧客にプレゼンを行なった。結果、原価低減と顧客の実運転での操作性の改善が認められVE/CD案が承認された。(合計100百万円の減額、発注金額全体の約3%)
■話せること
・調達フローの合理化
50名ほどの部署の業務改善チームのリーダーとして部内のITシステムの導入補助やマニュアルの作成のGOAL設定などをしている。部署を横断した社内図書の作成に取り組んでいる。部署を横断したものは自部署から情報を吸い上げて会社に展開し議論するような立場で取りまとめを行なっている。
社内の情報フローの作成やKPI策定などを行ってきました。VBAやPowerAutomateを使用しての業務効率化等幅広く対応できます。