創薬研究から導出・臨床試験入りまでの研究開発について話せます
■背景
東京大学大学院で創薬化学の研究を行い、博士号(薬学)取得後、武田薬品に入社。以降、がんや免疫領域を中心にメディシナルケミストとして複数のプロジェクトに従事。IRAK-4阻害剤(SLE治療薬など)、PRS阻害剤(線維症、強皮症)、STINGアゴニスト(がん免疫、TAK-676)、などのプロジェクトでチームリーダー・サブリーダーとして医薬品候補化合物の創出・導出に貢献。社内初のマクロサイクル化合物の合成や標的タンパク質分解誘導剤にも取り組み、成果を残しました。TAK-676は現在第Ⅱ相臨床に進んでいます。 また、武田薬品からスピンオフベンチャーとして設立したファイメクス株式会社では、標的タンパク質分解誘導剤に注力し、独自のプラットフォーム技術でアステラス製薬と共同研究契約を締結。自社アセット IRAK-M分解剤 (FIM-001)は、IND準備段階へと進んでいます。
■話せること
・がん、免疫、線維症領域における創薬プロジェクトの進め方
・メディシナルケミストリーチームの立ち上げ、CRO管理
・リード化合物の最適化からIND候補選定までのステップ
・医薬品候補化合物のライセンスアウトや共同研究への接続法
・社内創薬からベンチャー技術への移植(技術モジュール構築)
・新規モダリティ創薬(タンパク質分解薬、マクロサイクルなど)に関する経験
・メディシナルケミストがビジネス視点を持つ意義とその訓練法
アカデミア出身の研究者やベンチャー企業の方にも分かりやすく、製薬企業の中でどうやって価値を生み出すか、実例を交えてお話できます。
■その他
化合物デザインからIND候補選定、導出までの一連の経験あり。メディシナルケミストの育成やCROとの連携についてもアドバイス可能です。