バイオマスエネルギーを中心に再生可能エネルギーに関する事業について話せます
¥50,000~
1.丹波再生可能エネルギー戦略会議における専門委員としての参画
丹波地域の再生可能エネルギー導入拡大に向けた戦略会議において、検討委員として招聘され、特に以下の分野を担当しました。
2.農業分野における木質バイオマス熱利用の実証データ収集・分析
農業生産法人と連携し、ビニールハウスへの木質バイオボイラー導入プロジェクトを主導。売電目的ではない熱利用(暖房等)に特化したエネルギー効率、コスト、運用状況に関する実証データを多角的に収集・分析しました。これにより、地域内でのエネルギー自給自足の可能性と経済性の検証を行いました。
3.地域資源としてのバイオマス賦存量(未利用材)の精緻な調査
・地域の森林組合と緊密に連携し、間伐材や林地残材の発生状況について実地調査を実施。既存の統計データとの整合性を詳細に確認し、実際の未利用バイオマス資源の賦存量をより正確に把握する基盤を構築しました。
・地域の製材所を訪問し、廃材の発生量、種類、含水率、乾燥方式などを詳細に調査。これにより、木質バイオマス燃料としての利用可能性と安定供給体制の実現性を評価しました。
4.地域内エネルギー需要と導入意向の詳細調査
丹波地域内の旅館やホテルなど、エネルギー消費量の大きい施設を対象に、木質バイオボイラー導入への具体的な意向、既存燃料とのコスト比較、設備導入における課題、期待される効果などについて詳細なヒアリング調査を実施。地域内での熱利用の具体的な需要を掘り起こしました。
5.地域特性を反映した再生可能エネルギーの導入拡大施策立案への貢献
・上記の木質バイオマスに加え、廃食油の活用、風力、小水力、太陽光発電など、地域に存在するあらゆる再生可能エネルギー源の利用状況と潜在力を包括的に調査。
・全国レベルの画一的な調査では見落とされがちな丹波地域特有の地理的・経済的・社会的な特徴(例:林業の歴史、観光業の現状、既存インフラ等)を深く踏まえ、地域に最適な再生可能エネルギー利用可能量を算出しました。
これら詳細な調査結果に基づき、丹波地域の再生可能エネルギー導入拡大施策を推進するための基礎資料(ロードマップ、政策提言など)の作成に深く貢献しました。
6.再生可能エネルギー事業の業界構造理解とファンド組成経験
再生可能エネルギー全般における業界構造、事業モデル、許認可プロセス、プラント建設に関わるサプライチェーンまで幅広く調査・理解を深めました。
実際に、再生可能エネルギープロジェクト推進のための地域ファンド組成にも参画し、資金調達の側面から事業化を支援した経験を持ちます。
■ 実績や成果
1・丹波地域における再生可能エネルギー導入戦略の基礎資料作成に中心的貢献
木質バイオマスを中心に、地域特性を考慮した高精度な賦存量データと需要予測をまとめ上げ、丹波市のエネルギー政策策定に不可欠な基礎資料を提供しました。
これにより、具体的な事業化案件の検討や地域内でのエネルギー循環モデル構築の道筋を示しました。
2・熱利用バイオマスの経済性・実現可能性を実証データで裏付け
ビニールハウスでの実証データにより、売電目的ではない熱利用としての木質バイオマスの経済的優位性と環境負荷低減効果を具体的に数値化。地域事業者への導入促進に向けた説得力のある根拠を提供しました。
3.多様なステークホルダー(行政、森林組合、製材所、宿泊施設、地元企業)との連携推進
調査活動を通じて、地域内の様々なプレーヤーとの信頼関係を構築し、再生可能エネルギー導入に向けた地域エコシステムの形成に貢献しました。
4.再生可能エネルギー事業の事業性評価と資金調達に関する実践的知見の獲得
業界構造分析からファンド組成支援まで携わったことで、再生可能エネルギー事業の立ち上げから資金調達、運営に至るまで、事業全体を俯瞰した経営的視点と専門知識を習得しました。