自動車運動性能考慮シャシー技術のEV含む将来技術動向について話せます
■背景
プラットフォーム計画段階からシャシー設計部門リーダーとして開発を多数経験。特にFF車両のプラットフォーム開発は会社生活の半分以上を占めるまでとなりました。シャシー設計において信頼性・製造・コストは当然ですが、運動性能を理論付きでいかに向上させるかを長年のテーマとして取り組み、シミュレーション評価も積極的に自身で実施。実験評価においては、タイヤへの要求性能明確化、ベンチマークとシミュレーション計算の充実、HILSを含む評価設備の新規導入等を実施し、人間特性も網羅することで、奥深い分野に入り込みました。車両全体性能を向上させるための組織論にも着目。
15年以上前からハイブリッドの次の先行研究としてインホイールモータIWM開発に取り組み、電気自動車EV時代の「制」駆動の運動性能革新的技術になると確信し、内外にその可能性を発信してきました。電気駆動主のIWM試作改造車を多数経験する中で、ハイブリッドを含む電気駆動系やブレーキ各輪油圧制御および回生制御の知識も増え、将来技術動向を研究継続してきました。
職歴最後のほうは、社会との関係にまで範囲を広げ、自動運転/水素・低炭素/モデルベース開発MBD/ビッグデータ/AI等に関わり、方針策定等に微力ながら知識提供しました。
■話せること
大きなこと(プラットフォーム企画等々)から小さな困りごと(シャシー単品の設計思想、運動性能評価項目等々)まで、技術項目ならおおよそ対応可能
・プラットフォームの企画・開発
・運動性能考慮したシャシー部品設計の指針や考え方
・同上、困りごとや課題解決
・将来EV時代の制動駆動系の技術開発・部品開発の方針や指針、特にインホイールモータ関係
・自動運転/低炭素/MBD等はおおまかな方針まで、詳細技術は非対応
■その他
自動車技術2013年No.4 Vol.67「インホイールモータが自動車にもたらすもの」
自動車技術2010年No.12 Vol.64 「超小型FF車の運動性能とサスペンション」
AVEC10 Key Note 「Innovation by In-Wheel-Motor Drive Unit」
自動車技術会シンポジウム2014~車両の運動性能を向上させる先進技術 「IWMによる車両運動性能の革新」