設備仕様作成の基本について話せます
¥45,000~■背景 新製品・類似製品対応、他工数低減、品質改善、安全確保等の日常改善業務で、各種加工工程に使用される設備(製品・部品の加工、処理、検査のため等)の製作依頼のための仕様を検討することは、生産技術者としては大きなウェイトを占める業務です。 この設備仕様作成、検討の際の基本事項について説明します。 ■話せること 【設備仕様書の基本事項】 ①設備見積依頼書(概要); ・対象設備名、使用目的、依頼内容、操作条件、設備(大きさ、重量、搬入方法)、 見積条件、その他 ②加工能力指示書; サイクルタイム、生産能力(月産)、稼働率、段取り時間、対応機種、材料供給、不良品処置等 設備の加工能力に関連した内容を指示する。 ③加工条件書; 工程ごとに 加工手順、加工基準、加工方法、加工条件(圧力、時間、温度等)、加工部分(特定)、必要寸法等を(図示を含めて)詳細記述する。 ④工程能力指示書; 加工品の出来映え評価項目(評価内容、サンプリング数、計測方法、評価基準(Cp、Cpk、不良率)等)を指示する。 ⑤その他;関連情報(添付等); 以上が、設備設計及び製作部署に依頼する内容の基本となりますが、一般的には標準帳票化しておき、抜けのない内容となるような仕組みを作っておくことが望ましい。 設備の設計・製作の依頼先としては、社内の場合、社外(発注先)の場合等、様々ですが、いずれにしても、仕様書の内容を明確にしておくことが、設備の品質、コストに影響することになります。(依頼者の意図を正確に伝えるため、依頼内容の調整ロス、伝達ミスを防ぐため等) この生産技術部門が行う設備仕様作成における標準化の方法、検討内容等に関する指導・支援がコンサルティング対象となります。 このような内容について説明いたします。