ERMを軸とした経営管理について話せます
■背景
CSR推進部において、マテリアリティおよびESGの観点から環境/従業員の安全/コンプライアンス/リスクマネジメントといった経営基盤の強化に携わりました。Global CSR Head/CSR推進部長として、各RegionのCSR Headと協働しグローバルイニシアチブ(リスクマネジメント高度化・グループコンプライアンスの強化・気候変動対応・安全文化醸成等)を推進するとともに、CSRの広範な業務について全社組織横断的に最適配置を実行しました。マテリアリティ(社会と事業の持続的成長の観点から導く重要経営課題)ーERM(Enterprise Risk Management)ー経営計画を一貫した経営管理の仕組みの再構築について経営企画部と連携して取り組みました。
【リスクマネジメント】CSR推進部に異動後には、複数のグローバル事案を含むクライシス事案に、クライシス対策本部事務局として対応しました。これらの経験を踏まえてリスクマネジメントの高度化を進め、全社的リスクマネジメントを目指して取り組んできました。
【コンプライアンス】人事部において、労政グループ長としてグループ管理に加え、内部通報事案調査、懲戒事案対応および賞罰委員会事務局を担当しました。また、人事評価制度改定にあたり価値観の原型を抽出し評価基準との紐付けを行いました。監査部において営業の不祥事事案の再発防止策にかかるコンサルティングを行い、CSR推進部に異動後、担当部長として、価値観の策定、行動規範の改定、グループ内部通報制度の構築や、グループ基本方針・規程類の整備を進め、Global CSR Head/CSR推進部長として、グループのコンプライアンスレベル向上のプロジェクトを推進しました。
■話せること
従来、CSRについて社会貢献活動を中心に狭義の活動にとらえられる傾向がありました。サスティナビリティ、マテリアリティ、ESG、SDGs等の概念の広がりとともに、CSRの取り組みを事業活動そのものとして認識し、あるいはCSVという表現に置き換えられて、如何に経営に反映するか試行錯誤されていると思います。ERM(Enterprise Risk Management)を軸とした経営管理のプロセスが、様々な概念を一気通貫で経営に反映するために有効であろうと考え、取り組みを進めているところでした。
背景に記載したコンプライアンス、リスクマネジメントにかかる経験とともに、統合的な構想をお話しできると思います。あわせて、それらを実現するにあたり、ありたい組織文化構築の方策についても触れることができると思います。