日本自動車会社における「SDV」に向けた開発の変化(実態)について話せます

エキスパート

氏名:開示前


■背景
自動車会社は、既に3年ほど前からSDVへの取り組みを行っていました。
2024.5 政府がソフトウェア・ディファインド・ビークル(SDV)を含む「モビリティDX戦略」を発表しました。
2024.8 その後ホンダは、日産、三菱自と提携し、協力項目の1番目にSDVを置いています。
各コンサルティングファームは、ISO20434(サイバセキュリティー)への提案など、準備していますが、自動車会社における従来の開発方法と、SDVを前提とした新たな開発活動の実態が不明であり、私宛に多くのお問い合わせをいただいています。

■話せること
1. 最近までの開発・調達などの実際の開発活動の変化(Before/After):
現在まで、自動車業界はTier1から購入するデバイスに組み込むソフトウェアごとに要求仕様を提出し、これを満たすソフトウェアを各Tier1ごとに開発してもらってきました。一方、SDVに向けた大きな動きとして、ソフトとハードの分離の開発を分離し、ハードは従来通り各Tier1からハードウェアの提供のみを依頼し、ソフトウェアは自動車会社が基本”手の内化”し、見かけ内製出進めます。実質はTier1とは別のソフトウェアベンダーに技術者派遣を依頼しています。このようなやり方を2~3年前から進めていました。

2. 今後の変化予測:
今後、経産省のDX戦略の具体化としてSDVを推進するにあたり、日産、Honda、三菱自動車が連携しSDVを推進していくことになると思います。まずは、基本的な部分(コア)として車載OS(HAL)などの共用の仕様作りからスタートすると思います。しかしながら、自動車業界の過去の慣例から、コアは共用とする一方で、一部の機能やサービスは自動車会社ごとの知的所有物(非公開)とし、各自動車会社ごとの特色を発揮できる領域も結果的に残るのではないかと思います。

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氏名:開示前

工業大学 電子工学専攻 修士課程修了後、自動車メーカーにて四輪・二輪車の電装設計、EVの開発、中国合弁会社の設立、日本へのスクーターの輸入、アセアンへの中国製コピー車の抑止活動に従事。後半の13年間は品質担当役員のスタッフと兼務し、ESGレポートの編集委員や重要開発・調達プロジェクトの品質アドバイザーを務め、多岐にわたる業務に携わる。

退職後、コンサルタントとして活動を開始。これまでの経験を活かし、EV、リチウムイオン電池、自動運転、コネクテッドサービス、EV充電機、SDVなどの技術や市場動向に関するテーマで、コンサルティングファームや有名企業に対して幅広くアドバイスを提供。

主なコンサルティングテーマ:
- EV・二輪EVの開発・調達
- リチウムイオン電池の開発・調達・リサイクル
- EV用電動モーター・E-Axle
- EV充電スタンドの設置・運用
- コネクテッドサービスの展開
- ADAS、自動運転技術
- SDV実現に向け、従来の開発をどう改良するか
- ワイヤーハーネス、ヘッドランプ業界の動向
- 自動車組立工程の作業監視・トレサビリティー管理
- 開発テストエンジニアリング

コンサルタントとして、最新の技術トレンドや国際的な規制動向を踏まえたアドバイスを行い、多くの企業から高い評価を得ている。特に、EV化、電脳化、カーボンニュートラル関連のコンサルティングに強みを持ち、これからの自動車産業の進化を支援する。


職歴

職歴:開示前


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