電気機器や設備装置などハードウエアの開発・製品化プロジェクトについて話せます
■背景
電気機器や設備装置の開発や製品化プロセスにおいて、多くのメンバーが携わるため、プロジェクトリーダーへの負担が大きくなります。
私は、キャリアの多くの時間を、開発や製品化のプロジェクトに費やしてきているため、似たようにメーカー企業にてプロジェクトを推進するのに苦労をされている方へ、色々な視点からのアドバイスができると考えております。
例えば、一口に設計と言っても、機械設計、電気設計、ソフトウエア設計と設計者は縦割りとなりますし、それぞれの設計においても、設計者によっては得意不得意があったり、アナログ回路やデジタル回路のように分野ごとに分担が分かれている企業も少なくありません。
そう言った、いわば野武士のような設計者に指示を出してまとめるプロジェクトリーダーの苦労は経験しなければ分かりませんし、経験したことのあるエンジニアは大手企業の社内にも意外と限られた人数しかいないので、外部の人間にアドバイスを求めたいというニーズは意外と多いと考えております。
私は、キャリアの前半は機械設計者としてプロジェクトに関わってきた経験から、製品まとめ役のプロジェクトリーダーの経験があるだけでなく、営業としても3年間経験を積んでおり、場合によっては、自分で開発した製品を売る難しさも味わっています。したがって、それぞれの立場での経験から、あらゆる断面でアドバイスができることが強みとなります。
「試作から量産フェーズで気を付けたいこと」「認証規格を取得するために品質保証の捉え方」「コストダウン設計で陥る品質トラブル」「販売開始後に生じるトラブルを未然に防ぐ方法」など、一つの商品を開発から販売終了しメンテナンス期間を終えるまでには最低でも10年のスパンで、あらゆる部門の目線で見通さなければ、開発や製品化のプロセスは進めることができません。
若手技術者や中堅のリーダーなどの育成に少しでも力になれればと思い、エントリーいたします次第です。
■話せること
例えは、
・開発や製品化プロセスにおける設計者への指示の出し方
・プロジェクト開始における初期段階の事業計画の立て方や社内説明のコツ
・試作機評価の方法やスケジュールの立て方、管理、推進、マインドのアドバイス
・トラブルを未然に防ぐための設計検証の方法
・トラブルが発生したときの対処方法
・後継機種を開発するためのコンセプト作り
・開発部門だけでなく他部門(製造、品質、メンテナンス、調達など)との連携方法
・調達部品の生産終了に伴う設計変更の捉え方
など、実際に経験してきたことをベースに色々なお話ができるかと思います。
■その他
日本のモノづくりが衰退してきていると言われますが、少しでも経験してきたことを伝えることで、底上げに力になればと思っております。
業種、業界、年齢問わずに、持っている情報を交換し合うだけでも、品質が向上したり、イノベーションに繋がることもありますので、どうぞよろしくお願いいたします。