デザインで失敗しないデザイン経営 - 化粧品メーカーの成功例について話せます

エキスパート

氏名:開示前


■背景
ある化粧品メーカーがスキンケアクリームの売り上げに課題を抱えていた。競争が激化する中、商品の魅力やブランド価値の明確な伝達が求められ、経産省が提唱する「デザイン経営」が解決策として選ばれ、弊社でコンサルティング/指導を行うことになった。

■話せること
ステップ1: ブランドアイデンティティの再構築
最初に行ったのは、ブランドアイデンティティの再構築。商品の特徴や効果を視覚的に示す新しいVI(ビジュアルアイデンティティ)デザインを導入し、消費者の感性に訴えかけるカラーパレットや使用フォントも規定。これにより、製品ブランド(プロダクト)が持つ独自の価値が視覚的に伝わりやすくなり、競合との差別化が図られた。

ステップ2: ユーザーエクスペリエンス(UX)の最適化
次に注力したのは、ユーザーエクスペリエンス(UX)の向上。プロダクトが使われ始める瞬間から使い終わりまでの全ての接点において、使いやすさや満足度を向上させる容器のデザインを採用。製品パッケージから実際の使用感までをトータルに考え、ユーザーがプロダクトに最もポジティブなエクスペリエンスを得られるように改善。

ステップ3: マーケティングとの連携
デザイン経営の観点から、デザインは単なる装飾以上に、戦略的にマーケティングと連携。広告やプロモーション活動においても、新しいボトルやパッケージのデザインをアピールし、プロダクトの特長を訴求。これにより、消費者の購買意欲が高まり、売り上げに直結した。

ステップ4: データ分析による改善サイクル
デザイン経営の中でデータに基づいた改善サイクルを実行。新デザイン導入後、販売データや顧客のフィードバックを厳密にモニタリング。これにより、消費者の反応を把握し、必要に応じて迅速な調整が行えるようになり、結果的にデザインの成功に繋がった。

ステップ5: 顧客エンゲージメントの強化
最後に、SNSやオンラインプラットフォームを活用して顧客との直接的なエンゲージメントを促進。新デザインに対するフィードバックやシェアを積極的に収集し、顧客とのコミュニケーションを強化。これにより、製品に対する信頼感が向上し、リピート購買が増加した。

■その他

< 成功の要因と今後への展望>
これらの取り組みにより、スキンケアクリームの売り上げは著しく伸び、企業の収益向上に寄与した。デザイン経営の手法が具体的な成果をもたらすことで、中小企業においてもデザインがビジネス戦略において不可欠な存在であることが証明された。今後も市場の変化に敏感に対応し、デザイン経営を通じて企業価値を高め続けられることが期待され、その実現を弊社が強力にサポートする。

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氏名:開示前

鶴田茂高は、クリエイティブカンパニー&マーケティングコンサルティングカンパニー、株式会社Happy を主宰しています。

これまで…
金融(都市銀行、地方銀行、カード)、食品・酒類(加工食品、製菓、ビール、日本酒)、流通(百貨店、ショッピングセンター、CVS)、交通(鉄道)、自動車、旅行(旅行代理店、ホテル旅館)、飲食店(レストラン、グルメガイド)、スポーツ(ウエア、シューズ、道具類)、ファッション(レディス、メンズ、アクセサリー)、精密機器( 時計、パソコン、AV機器)、家電、化粧品、トイレタリー、生活雑貨、エンターテインメント(音楽、演劇、ビデオ、コミックス、書籍)、政治家、産業用資材、BtoB企業など多種多様な国内企業、外資系企業の様々な商品・サービスに関して、ブランドコミュニケーションの提案や課題解決のためのコンサルティング&アドバイスを行なっています。

クリエイティブディレクター、コピーライターとして、TVCMをはじめとしたマス広告はもちろん、WEB サイトの企画制作、動画コンテンツ、また、TV 番組や映画の企画制作から広報宣伝、アーティストミュージシャンのMV の企画制作や販促ツールの企画、フリーペーパー、書籍の企画編集を行なっています(広告クリエイターとしては、日本一の賞「朝日広告賞グランプリ」や世界の広告祭での表彰「London Mid Summer Award」など、実績と実力を自負しています)。

他方で、マーケティングコンサルタントとして、新商品の開発、流通全般のVMD 企画、イベントや展示会の企画、WEBマーケティングとして、SEOライティングの最適化、高効果なSNS施策、「インターナルブランディング」に関するセミナーや講習会、「デザイン経営」に関するコンサルティングなどの業務を遂行。業種や業態・規模を問わず幅広い企業と伴走します(東京都中小企業振興公社が主宰する「デザイン経営スクール」も修了しています)。

また、シニアマーケティング・セカンドキャリアのコンサルタントとして、南カリフォルニア大学ジェロントロジー学部で習得した「ジェロントロジー(美齢学)」のメソッドを活用。シニアの社会経済活動への参加促進や人生100年時代のワークライフバランスなどの研修やセミナーも行なっています。

「初めて傘をさした人は笑われた」という話がありますが、そのことをいつも念頭に。言い換えれば、常識とか固定観念や先入観に囚われすぎないことを大事に考えています。

「そんなの見たことも聞いたこともない」から止めようではなく、そこに面白さやビジネスチャンスを見出すことを主眼に。

そしてこれまで培ってきた経験やスキル・ナレッジから「この機能やアイディアは利用者にとっていままでにない利便性や喜びを与える」「きっと新しいマーケティングイノベーションに通じる」という可能性や確信を獲得し、クリエイターであり、マーケッターであり、コンサルタントである自分にしかできない提案やアドバイスを行なっていく。この点を実際のワークやビジネスの行動指針に据えています。


職歴

株式会社Happy

  • 代表取締役 2010/9 - 現在

社外取締役・顧問歴

社名非公開

取締役 2010/9 - 現在


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