日本の宿泊マーケット全般と個々の宿泊業のマーケティングについて話せます
■背景
2010年楽天㈱入社し、トラベル事業に配属となりました。それまでのリクルート・じゃらん（情報誌のみ）やゆこゆこ㈱での経験を買われ、楽天での旅行領域の拡大に寄与してきました。特に東日本大震災以降の日本の観光業回復の状況の中でその役割が拡大したオンラインでのトラベル予約関連（OTA)の最前線をけん引してきた自負はあります。楽天トラベルの特徴としてはビジネスホテルに強いOTAではありましたが、私自身は過去の経験を活かし、レジャー分野、旅館やリゾートホテルへのアプローチを強化。各地に契約社員を配置する組織制度を導入し、採用・人事制度・評価制度も独自開発いたしました。その結果、2012年国内営業部長配属時から2019年までにその取扱高を2750億円から6000億円までに延ばすことができました。また、在任時3回におよぶ取り扱い手数料改定（値上げ）を成功させ、粗利率を改善。楽天グループのポートフォリオに貢献してきました。
2015年、前年の消費税UPに対応した地域住民生活緊急支援による「ふるさと割」の導入にあたっては、全国自治体へのアプローチを実施し、オンライントラベルクーポンの先駆けを実現しました。以降、熊本地震、西日本豪雨、北海道胆振地震などの災害時において地域限定の支援を実施できる仕組みとなりました。これらの活動を基に自治体の観光支援と宿泊業界を結びつけるさまざまな施策も実行いたしました。
全国の宿泊マーケットを視る立場にありましたので、各地の国内、インバウンドの宿泊者数（人泊数）などの分析を行い、それぞれに対応した打ち手を検討、事業拡大に寄与してきたと思います。
■話せること
・日本の宿泊マーケット全般 動向
・日本の宿泊業の特徴 特異性
・個々の宿泊業のマーケティング（主に集客）やオペレーション
・宿泊業者のデジタル化（PMSやOTA各社との関係）
■その他
・1999（平成11年）4月 中小企業診断士登録
・2020年‐2023年 全国旅館ホテル生活衛生同業組合 アドバイザー拝命
・同活動の中で宿泊業の生産性向上のためのガイドブックを作成
http://www.yadonet.ne.jp/info/member/manual6/book9.html