都市計画とまちづくりの現場感について話せます
¥40,000~
■背景
私は約8年間、地方自治体(岸和田市役所)において、都市計画部門を中心に、土地区画整理、土地改良、防災、教育施設整備といった幅広い行政実務に携わってきました。特に都市計画領域では、都市計画マスタープランの策定、用途地域の見直し、都市施設の決定・変更手続き、開発許可等、都市計画法に基づく幅広い業務を現場の第一線で担ってきました。
在職中、2018年~2020年には都市計画の中枢部署に所属し、大阪府内各市町村の都市計画担当者が集う会議に参加しながら、自治体間での政策議論や最新事例の共有にも関わりました。都市計画は法律に基づく制度運用でありながらも、地域ごとの課題や価値観に応じて柔軟な対応が求められる分野です。その中で、住民説明会や合意形成、事業者・関係機関との調整、都市計画審議会の運営など、制度と現場の間をつなぐ実務を多数経験しています。
また、防災の観点からも都市インフラの整備や計画の見直しを進めてきたほか、教育委員会での学校施設整備事業にも携わり、まちづくりを「暮らしのインフラ」として捉えた政策推進を行ってきました。
その後は大手建設コンサルタントに所属し、さらに経済産業大臣登録の中小企業診断士として、民間企業や自治体の事業戦略・まちづくり支援にも従事しています。都市計画の制度理解、自治体の現場感、そして民間の経営視点を持ち合わせた立場から、総合的なご支援が可能です。
■話せること
都市計画に関する以下のようなテーマについて、制度的背景から現場運用まで、幅広くお話が可能です。
① 自治体の都市計画実務について
・都市計画マスタープランの策定や見直しの流れ
・用途地域、地区計画、都市施設等の都市計画決定・変更手続き
・開発許可や建築制限等の行政指導とその現場感
・都市計画審議会、住民説明会、合意形成の実務ノウハウ
・行政と都市計画コンサルの関係性、発注プロセスや成果物の管理
② 市民・事業者との合意形成の難しさと工夫
・住民説明会における反応の傾向と説得のポイント
・高齢化や住民無関心層へのアプローチ
・ワークショップやパブリックコメントの効果的な活用法
・議会対応、地域リーダーとの関係づくりと影響力の見極め
③ 都市インフラと防災・教育の視点
・防災まちづくり(避難ルート、密集市街地の改善など)
・学校施設と都市整備の連携、教育施策との融合
・都市インフラ(道路、公園、下水道等)の将来計画への組み込み
④ DX・デジタル技術導入におけるリアルな視点
・都市計画分野におけるGIS、3D都市モデル、メタバース活用の可能性
・「住民参加型ツール」の活用余地と行政現場での導入ハードル
・IT企業が開発したツールが「現場で使われない」理由とその克服策
・空間コンピューティングや可視化ツールの行政的意義と適用場面
都市計画を「制度」「現場」「市民」「技術」の4軸で捉え、単なる理論や制度解説に留まらない、実際の現場感を踏まえた議論・相談が可能です。
■その他
都市計画は「暮らしの未来図」を描く仕事です。制度や法律だけでなく、人・地域・感情に配慮したデザインが求められます。私は行政・コンサル・IT戦略の複眼的視点から、まちづくりを本当に機能する形で進めるための助言ができます。制度面の解説から住民対応、技術導入の壁まで、実践的なお話が可能です。